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ASEAN10ヵ国、核実験糾弾の共同声明

ASEAN10ヵ国、核実験糾弾の共同声明

Posted June. 03, 2009 07:37,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領と東南アジア諸国連合(ASEAN、アセアン)10ヵ国の首脳は2日、関係樹立20周年を記念して済州(チェジュ)で行われた「韓—ASEAN特別首脳会議」の日程を終え、5つの部門の40項目の共同声明を採択した。

韓—ASEANの首脳らは共同声明で、「ASEANは『新アジア構想』を通じ、ASEAN諸国との関係強化に積極的な韓国の努力を評価し、韓国は15年までに政治安保共同体、経済共同体、社会文化共同体の3大共同体を構成するというASEANの目標に支持を表明する」と明らかにした。また、「6者協議を通じ、平和的な方法で北朝鮮の核問題を解決することを含め、韓半島の緊張を緩和し、対話を促すための努力を引き続き傾注していくことにした」と強調した。

首脳らは、韓—ASEAN自由貿易協定(FTA)と相互補完的な交易構造を基盤に、交易基盤が15年まで1500億ドルになるよう積極的に努力することにした。金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長とASEAN10ヵ国通商長官は、韓—ASEANの首脳らが出席した中で、「韓—ASEAN・FTA投資協定」の署名式を行った。首脳らは、「物流を含めた全ての交通手段を包括する協力体系を構築する必要があるということで意見を共にし、韓—ASEAN交通協力了解覚書が09年度末までに双方の関連政府省庁の間で迅速に締結されることを期待した」と明らかにした。あわせて首脳らは、域内の食料安全の確保に向け、「ASEAN+3緊急食料備蓄制度(APTERR)」の設立に取り組むことにした。

一方、李大統領とASEANの首脳らは2日、北朝鮮の核実験を糾弾する共同言論声明(Joint Press Statement)を採択した。首脳らは声明で、「北朝鮮の核問題の平和的な解決を通じた韓半島の非核化がアジア太平洋地域の平和と安定を維持する上で緊要である点を強調しつつ、6者協議の速やかな再開に対する全面的な支持を表明した」と明らかにした。声明はまた、「ASEAN地域安保フォーラム(ARF)が韓半島での持続的な平和と安定に貢献することを期待し、全ての関係国がこの目標を積極的に追求することを促した」と強調した。ASEAN10ヵ国が北朝鮮問題に対し口を揃えたのは今回が初めてだ。



yongari@donga.com