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「黄禹錫式のES細胞研究」3年ぶり事実上解禁

「黄禹錫式のES細胞研究」3年ぶり事実上解禁

Posted April. 30, 2009 07:09,   

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ES細胞論文捏造の「黄禹錫(ファン・ウソク)事件」以来3年間禁じられていた体細胞由来のヒトクローンの胚性幹細胞(ES細胞)研究が、事実上承認された。大統領直属の国家生命倫理審議委員会は、チャ病院が提出したES細胞研究計画を条件付きで承認したと29日、明らかにした。

生命倫理委は、チャ病院側に対して、△研究名称にパーキンソン氏病、脳卒中、脊椎損傷など疾病名を明示するのは、過度な期待を誘発しかねないため、これを削除し、「体細胞由来のヒトクローン胚性幹細胞(ES細胞)株の確立に関する研究」に変更する、△病院内の倫理委員会(IRB)に保健福祉家族部(福祉部)や生命倫理関連学界などが推薦した生命倫理専門家を補強する、△卵子の使用を最少化するため、動物実験を並行する——の3つの条件を満すことを要求した。

生命倫理委は、福祉部側にチャ病院研究の事後管理案を福祉部、疾病管理本部、胚研究専門委員会がまとめて施行することにした。

生命倫理委は、このような意見を福祉部に伝える予定だが、チャ病院がこのような要求条件を全て満たし、全在姫(チョン・ジェヒ)福祉部長官が研究計画を最終承認すれば、ES細胞研究の禁止措置は、3年ぶりに解除されることになる。

チャ病院の研究は、かつて黄博士が行った研究方式と同様のもので、韓国内でのES細胞研究は、05年末まで黄氏だけが行っていたが、ES細胞論文の捏造疑惑が浮き彫りになり、翌年3月、研究承認が取り消された経緯がある。



likeday@donga.com