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検察、「PD手帳」制作チームの自宅を捜索

検察、「PD手帳」制作チームの自宅を捜索

Posted March. 27, 2009 08:48,   

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検察は26日、米国産牛肉による狂牛病(BSE)の危険性を誇張して歪曲・報道した容疑が掛けられているMBCのテレビ番組「PD手帳」の制作チームの自宅を対象に家宅捜索を行った。

ソウル中央地検刑事6部((全賢逷部長)は同日、PD4人と作家2人の計6人の自宅に捜査官を送り、家族が自宅にいる箇所を対象に、コンピューターや放送制作関連テープ、文書などを押収した。

また検察は、25日に逮捕したプロデューサーの李チュングン氏に対して、米国産牛肉による狂牛病の危険性を誇張するため、脚本や動画を意図的に編集したり、修正したりしたことがあるのかについての調査を行った。

▲検察「これ以上の参考人出頭要請は無意味〓検察が、PD手帳制作チームが参考人としての出頭要請に応じないために、即時の逮捕や家宅捜索へと乗り出したのは、彼らには捜査に協力する意思が全くないと判断したためである。

チョ・ヌンヒ元PD手帳のCP(チーフ・プロデューサ)や李チュングン、金ボスル・プロデューサーなどは、24日と25日の出頭要請に応じなかった。出頭要請を受けた6人のついに4人はすでに昨年のついに3度の調査を受けたものの、残りはこれまで一度も応じていない。

捜査チームは、PD手帳の制作チームは、チョン・ウンチョン元農林水産食品部長官などから、「事実と異なる内容の報道によって、名誉が傷つけられた」という趣旨で告発されているため、制作経緯の確認のため、直接的な調査は避けられないという見方を示している。

名誉毀損罪が成立するかどうかを判断するためには、PD手帳が事実でない内容を報道したとしても、そのような内容を真実だと信じるだけの理由があったのか、それとも事実でないことを知っていながら報道したのかについて、制作チームの話を直接聞くべきだという。

これを受けて検察は、ソウル永登浦区汝矣島(ヨンドゥンポグ・ヨイド)のMBC社屋の中で座り込みを行っているほかの制作チームの身柄を確保する案を検討している。

▲MBCへの家宅捜索に乗り出すか〓検察は昨年7月の中間捜査結果の発表で、「ダウナー牛(へたり牛)は、まぎれもない狂牛病にかかった牛だ」という認識を与えるため、英語放送の内容を意図的に誤訳した可能性を提起した。また、クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)によって死亡したアレサ・ビンソンの母親のインタビューを翻訳する際、CJDを意図的に人間狂牛病(vCJD)と字幕処理したことも、意図的な誤訳である可能性があると指摘した。

検察はこのような疑惑の確認のため、撮影動画の元本テープの提出を要求してきた。

しかし、金ボスル・プロデューサーは26日、MBCラジオ番組「視線集中」とのインタビューで、「元本のほとんどはインタビューであり、我々が歪曲したと主張するなら、むしろその人に『このような意味だったのか』と直接聞けば簡単に済むことである」と語った。

それに対して検察の関係者は、「元本が必要かどうかは我々が判断することである」と述べ、「過ちがなければ、元本を提出すれば済むことではないか」と強く批判した。

一方、MBC時事教養局のプロデューサーらは、李チュングン・プロデューサーへの逮捕に反発して同日、無期限の制作拒否に入った。彼らが制作する「不満ゼロ」や「MBCスペシャル」などは、幹部社員のプロデューサーらが代わりに担当し、当面、放送への支障はないものと見られる。



dawn@donga.com jjj@donga.com