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痛恨のサインミス、玉に瑕

Posted March. 25, 2009 08:58,   

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林昌勇(イム・チャンヨン=ヤクルト)は本当にサインを見逃したのだろうか、それとも過度に自信を持っていたのだろうか。

金寅植(キム・インシク=ハンファ)監督は24日、第2回ワールドベースボールクラシック(WBC)日本との決勝戦で破れた後、公式のインタビューで「キャッチャーの姜鏜鎬(カン・ミンホ、24、ロッテ)に故意の四球でなくても、イチローを歩かせろというサインを送ったのに、どうして林昌勇が勝負に出たのかわからない。まだ、選手の本人に聞いてはいないが、それが決定的な敗因になった」とコメントした。

林昌勇は3対3で張り合った延長10回表2死2、3塁で、イチロー(シアトル)と顔を合わせた。アウトカウントを後一つ残して、1塁が空いていたので満塁になっても問題はなかった。しかも、林昌勇は9回に登板するや否や、イチローに2塁打を奪われた。

ボールカウント1—1で、イチローは連続4本のファウルを打った。林昌勇のボールが見慣れてきたことの証拠。しかし、林昌勇はボールカウント2—2で8番目の球も真ん中へ投げた。時速137キロのスプリットをイチローは逃さずに2打点のタイムリーヒットにつなげた。

林昌勇は試合終了後、「イチローと正面対決してみたいという気持ちもあったが、サインを見そびれた。最後に投げた球は失投だった」と打ち明けた。

金監督は、「最初から故意に四球のサインを出していたら、このような問題が起こらなかったはず。後悔している」と言って、自分を責めるような言葉を言った。しかし、このときは、あってはならない「サインミス」を認めた状態だった。「偉大な挑戦」の最後に出た「玉に瑕」だった。



why@donga.com