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構造調整基金40兆ウォで不良債権・資産の買い付けへ

構造調整基金40兆ウォで不良債権・資産の買い付けへ

Posted March. 14, 2009 09:43,   

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政府は公的資金の「金融安定基金」を新設し、都市銀行や相互貯蓄銀行、保険会社やキャピタル会社など、健全性が悪化する恐れのある全ての金融会社に投入することにした。

また、構造調整基金を40兆ウォン規模と造成し、金融会社の不良債権や構造調整対象企業の資産の買い付けに使うことを決めた。

陳棟洙(チン・ドンス)金融委員長は13日、「企業や家計貸出しの延滞率が高まり、金融会社の不良が膨らむことを防ぐため、このような内容を盛り込んだ「金融産業の構造改善に関する法律」と「韓国資産管理公社の設立に関する法」の改正案を、4月の臨時国家に提出する計画だ」と明らかにした。

金融委はまず、韓国産業銀行の政策機能を切り離して、今回新設する政策金融公社内に金融安定基金を立ち上げた後、同基金を国際決済銀行(BIS)基準の自己資本比率が8%を超える銀行など、正常経営の可能なあらゆる類型の金融会社を支援することにした。金融安定基金の財源は、政策金融公社が政府保証債権を発行して調達することになる。基金の規模はまだ決まっていない。

銀行に投入される20兆ウォン規模の資本拡充ファンドが発足したのに続き、金融安定基金まで造成されることになれば、金融圏全体の資本を大幅に増やすことができ、不良問題の拡大を事前に防ぐことができると、金融委は期待している。現在は銀行のBIS比率が8%以下へと下がってこそ、公的資金を投入できるため、先取りの対応が難しい。

これと共に金融委は、40兆ウォン限度の構造調整基金を資産管理公社内に作って、14年まで、金融会社が保有している不良の整理に投入する計画である。通貨危機の当時作られた不良債権整理基金の規模が21兆6000億ウォンだったことを考慮すれば、政府が最近の経済危機による不良規模をどこまで予想しているかを判断できる材料となる。

構造調整基金も政府保証の債権を発行して造成されることになり、債権の発行時期や規模は債券市場の状況を考慮して決定することにした。



legman@donga.com