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「何度も見てみたい…美術が分からなくても感動」 クリムト展が10万突破

「何度も見てみたい…美術が分からなくても感動」 クリムト展が10万突破

Posted March. 09, 2009 08:33,   

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「普段からクリムトが大好きで、開幕前からクリムトとの出会いを心待ちにしていました。待ち望んだ末、彼氏との付き合い200日目を記念して展示場を訪れたが、素敵な思い出を作ることになり、本当に嬉しいですね」。

8日午後、「クリムトの黄金の光の秘密」展が開かれる「ソウル芸術の殿堂」のハンガラム美術館1階の入り口。

展示室に入ってきた金テウンさん(25、永登浦区汝矣島洞)は、「10万人目の入場客」という説明と共に主催側から花束やプレゼントを贈られ、にっこり笑った。

黄金の光という絵画で全世界から愛されるオーストリアの画家、グスタフ・クリムトの生涯に渡る作業を披露する「クリムトの黄金の光の秘密」展が、開幕(2月2日)から35日目の8日、入場客10万人を突破した。同日、10万人目の入場客として入場した金さんは、展示の図録やTシャツ、ポスターなどをプレゼントされた。3年前から、「クリムト・クラブ」のメンバーとして活動してきたクリムト・マニアの金さんは、「一度だけで済ませるのはもったいないぐらいの展示であるだけに、今度また、来る計画だ」と話した。

クリムトの韓国展は、オーストリアの外で開かれる21世紀の最後の大規模なクリムト展だという口コミが広がり、開幕後から熱い熱気が続いている。芸術の殿堂の李ジュンホ・チーム長は、「景気低迷のなかでも、何時またクリムトの作品を見ることができるか分からないといって、平日は主婦らが、週末は恋人や家族連れの観客が詰め掛けている」とし、「3月から入場時間が午後8時までと1時間延長され、退社後に訪れるサラリーマンが増えている」と語った。

展示の主催社である文化エッチディーのユン・ヨンヒョン取締役は、「さすがクリムト・コンテンツのパワーはすごい」とした上で、「生徒の団体観覧が多く、ほかの展示に比べて、クリムトの場合、弁護士や薬剤師などの専門職従事者らの団体入場を除けば、ほとんどが個人。これは非常に珍しいケースだ」と紹介した。

同日、展示場には恋人や家族連れの観客らと共に、高齢の観客らも目についた。今年で99歳を迎えたジ・マンソンさん(龍山区厚岩洞)は、「たまたま、展示のニュースを聞きつけてやってきたが、美術がよく分からない人が見ても、すばらしい絵であることが分かる」と話した。

フランス・パリで有名な美術館や博物館の展示解説家として活動しているユン・ウンジュンさん(42)は、「ヨーロッパで出会ったソウルの美術愛好家らからクリムト展示についての解説要請を受けて、ソウルまでやってきた。今回の展示は、直接ウィーンまで足を運ばなくても、クリムトに出会える最高のチャンスだ」と述べた。

展示期間は5月15日まで。お問い合わせの電話番号は02−334−4254にまで。www.klimtkorea.co.kr。



mskoh119@donga.com