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「加害者が被害者に…」元鎮圧部隊長ら、済州4・3委員会の決定を憲法訴願へ

「加害者が被害者に…」元鎮圧部隊長ら、済州4・3委員会の決定を憲法訴願へ

Posted March. 07, 2009 07:44,   

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「済州(チェジュ)4・3事件の真相究明や犠牲者の名誉回復のための委員会」(済州4・3委員会)が、済州島の4・3事件の加害者を犠牲者として認めるなど、被害者を過度に幅広く認めたのは、憲法に反するという主張が持ち上がっている。

李承晩(イ・スンマン)元大統領の養子である李インス博士(78)と4・3事件当時、鎮圧部隊の小隊長だった元駐ベトナム司令官のチェ・ミョンシン将軍など12人は6日、「済州4・3委員会による間違った決定のため、李元大統領や当時、鎮圧作戦に参加した一部の軍人の名誉が傷つくなど、憲法に保障されている基本権が侵害され、9日、憲法裁判所に憲法訴願を出すつもりだ」と明らかにした。

彼らは、「済州4・3委員会が認めた犠牲者1万3564人の中には、武装別働隊の司令官や南朝鮮労働党(南労党)のトップなど、4・3事件の犠牲者とはみなせない1567人が含まれている」と主張した。

済州4・3委員会は、00年から4・3事件についての過去史の整理作業を行っており、03年、真相調査の結果を発表した。しかし、△武装暴動であるか、それとも市民への虐殺なのか、△制憲国会議員選挙を控えて、その妨害のために南労党・中央党が介入したのか、△事件の首謀者らも犠牲者に含めるべきであるか、などを巡って引き続き議論が行われてきた。

李インス博士は、「前政権の間続いてきた過去史への歪曲を防ぐため、憲法訴願を出すことにした」と話した。



constant25@donga.com