大邱(テグ)市内の浄水場の水道水から、発がんの可能性がある物質1、4−ジオキサンが基準値を上回って検出され、政府が緊急対策づくりに乗り出した。
20日、大邱市上水道事業本部によると、同日午前6時、梅谷(メゴク)浄水場で、浄水過程を経た水道水の1、4−ジオキサン濃度を測定した結果、1リットル当たり54マイクログラム(1マイクログラムは100万分の1グラム)が検出され、世界保健機関(WHO)の基準値(1リットル当たり50マイクログラム)を上回った。
これは、最近の雨不足の影響で、洛東江(ナクトンガン)の流水量が減り、浄水場に流入する洛東江の1、4−ジオキサンの濃度が高まったことによる。
梅谷浄水場の原水から検出された1、4−ジオキサン濃度は、同日午前6時現在、1リットル当たり77.1マイクログラムまで上がるなど、今月12日以降、上昇を続けている。
市の上水道本部は、「梅谷浄水場で、浄水した水道水からジオキサンが、基準値を上回ったのは、今月15日から16日の間に、1、4−ジオキサン濃度が最高1リットル当たり87.9マイクログラムにまで上がった洛東江の水が、梅谷取水場を通じ、流入したためとみえる」と明らかにした。
12日、慶尚北道漆谷郡倭館邑(キョンサンプクト・チルゴクグン・ウェクグァンウプ)の洛東江倭館鉄橋地点の水を測定した結果、1、4−ジオキサン濃度が、1リットル当たり65.3マイクログラムあり、それ以降7日間、基準値を上回るジオキサンが検出されている。
市は、ジオキサンは浄水過程を経ても除去されないため、市民に水道水を沸かして飲むように呼びかけている。水道水に含まれたジオキサンは、10分以上沸かせば、90%以上除去される。
しかし、市は浄水場で生産した水道水の1、4−ジオキサン濃度が上昇を続け、1リットル当たり65マイクログラムを超える場合、制限給水を実施する方針だ。
さらに市は、洛東江からの取水量を、1日平均63万トンから43万トンに減らし、嘉昌(カチャン)ダムとウンムンダム、公山(コンサン)ダムからの水道水の生産量を1日平均15万トンから35万トンに増やす計画だ。
市の上水道本部は、1日平均78万トンの水道水を生産し、88万世帯に供給している。
1、4−ジオキサンは、ポリエステル繊維を生産する際に発生する。慶尚北道亀尾(クミ)工業団地のポリエステル製造会社は、この物質が含まれた廃水を独自の処理過程を経て、亀尾下水終末処理場で再処理後、洛東江に流している。
一方、蔚山(ウルサン)市は同日、「洛東江で、1、4−ジオキサンが超過検出され、洛東江の水の取水を中断した」と明らかにした。
蔚山市は、雨不足で、今年に入って毎日10万トンの洛東江の水を引き、植樹専用の回夜(フェヤ)ダムの原水を確保してきた。
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