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イスラエル、ハマス指導部をピンポイント攻撃

イスラエル、ハマス指導部をピンポイント攻撃

Posted December. 31, 2008 05:31,   

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イスラエルのガザ地区に対する空襲が4日目を迎える中、イスラエル軍の空襲が、イスラム過激派ハマスの指導部と野戦指揮官を狙った攻撃へと精巧になっている。死傷者の規模は、すでに2000人を超えた。

AP通信によると、イスラエル軍が30日、ガザ地区のガザ市内にあるハマスの外務部や財務部などの政府庁舍5ヵ所を集中爆撃したため、建物が破壊され、約40人が負傷した。ハマスは、昨年6月にガザ地区を掌握した後、自主的に政府組職を運営している。

イスラエル軍は29日、ハマスのイスマイル・ハニヤ首相の自宅周辺を爆撃し、ジャバリヤ難民キャンプなどにあるハマスや連帯組職イスラムジハードの野戦指揮官が居住する住宅も集中攻撃した。

イスラエルはこれまで、ハマスの要人の身辺や居住地などに関する詳細情報を収集していた。今回の戦闘では、無人偵察機を使用し、彼らの自宅を爆撃した。

ターゲットのハマスの武装組職イザディン・アル・カサム軍団の司令官マハール・ザクトは、避難していたが、今回の攻撃で幹部級2人が死亡したと、イスラエル紙ハアレツが報じた。

イスラエルはこれまで、ガザ地区の主要施設325ヵ所を爆撃し、少なくとも360人が死亡、1690人が負傷したと、AFP通信が30日集計した。国連は死亡者のうち、民間人が62人以上含まれていると明らかにした。

ハマスも、250発以上のロケット弾をイスラエル領土に発射し、イスラエルでもこれまでに軍人1人を含む5人が命を失った。

ガザ地区で負傷者が急増したことで、エジプト政府は30日、国境を一部開放して患者32人を受け入れ、最大500人の患者を受け入れる方針を明らかにした。イスラエルも、国連やトルコ、ヨルダンからの救護品を積んだトラック109台が、ガザ地区入りすることを許可した。

一方、イスラエルのエフド・オルメルト首相は、「これまでの空襲は、第一段階にすぎない」と述べ、今後、攻撃を拡大することを示唆した。



will71@donga.com