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IMF韓国課長「韓国、来年度第1四半期には持ち直す」

IMF韓国課長「韓国、来年度第1四半期には持ち直す」

Posted December. 10, 2008 05:29,   

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スビール・ロール国際通貨基金(IMF)韓国課長は9日、「韓国経済は09年第1四半期(1˜3月)に底を打った後、緩やかな上昇に転じるだろう」と予想した。

ロール課長は同日、世界経済研究院の主催で、ソウル中区小公洞(チュング・ソゴンドン)のロッテ・ホテルで開かれた朝食会での講演でこのように述べ、「09年中頃から経常収支の黒字や物価上昇の勢いの下落などにより、成長は回復するものと見られる」との見通しを明らかにした。

ロール課長は、「しかし、全般的な先進諸国の景気低迷の影響で、韓国の経済成長率は今年より低い2%を記録するだろう」と予測した。

また「これまで、韓国の金融や財政ファンダメンタルは良好な水準だ」とし、「来年は実体経済の低迷や金融状況の悪化が影響しあう『フィードバック』現象に注意する必要がある」と話した。

韓国の外貨準備高の減少傾向や為替変動については、「韓国はこれまで、外債関係では相当安定している国だ」とした上で、「(為替変動に対応できる)力があり、最近のウォン安は世界的な流動性の悪化による負債の縮小による結果だ」と診断した。

最近、一部の外国メディアが報じている韓国経済を巡る否定的な展望については、「メディアでは『ストーリー』を作り出すため、状況を誇張することもありうる」とし、「これに対応するため、IMFも韓国と関連した資料や展望を最近、毎月変えている」と明らかにした。

IMFは先月24日、世界経済の下落の勢いを考慮し、来年の韓国の経済成長率の展望値を従来の3.5%から2.0%へと下方修正し、今月と09年1、4月にもそれぞれ展望値をまとめる計画だ。

ロール課長は、韓国政府とIMFとの年例の会議に出席するため、4日来韓した。



jmpark@donga.com