金融危機が全世界に広がるなか、金の価格はむしろ暴落している。
23日、ニューヨーク商業取引所(NYME)で、12月引渡し分の金価格は1オンス(約31.1グラム)=714.70ドルと前日比20.50ドル(2.9%)も下落した。金価格は取り引き時間中に一時1オンス=695.20ドルまで下落し、昨年9月以降初めて700ドル台を割り込む場面が見られた。
安全資産の象徴とされていた金価格は、通常経済が危機的状況にあるほど急騰してきた。ベアースターンズの破産直後の今年3月には、初めて1オンス=1000ドルを超えており、9月のリーマンブラザーズが破産保護を申請した後も900ドル以上を維持した。
ところが、1930年代の大恐慌以来の最悪の危機とされるグローバルな信用危機の最中で、このような動きとは反対の動きを見せているのだ。
世界金協会のアナリスト、ナタリー・デムスター氏はマーケットウォッチとのインタビューで「金価格はドルと正反対の方向に向う傾向がある。ところがドルが強みを見せてから、金が持っている代替投資手段としての魅力を失っている」と金価格下落の理由を説明した。
最近、グローバルな信用危機が広がるなか、世界の投資家たちが危険資産から資金を下し、ドル貨がユーローなど主要通貨に対して強みを見せている。
これに、各種ファンドが崩壊してから「マージンコール」による現金の需要が急増し、投資家たちが金先物を売ったのも金価格の下落を煽った。
景気低迷で貴金属の需要が減っているのも影響している。英国の世界的な貴金属市場調査機関であるGFMSによると、宝石の購入は年間、世界金需要の60%以上を占めている。
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