「下り坂の傾斜道路に設置された無人取り締まりカメラとバス専用車路カメラに気を付けてください」
昨年、無人カメラによる交通違反摘発件数が最も多かった箇所は、京釜（キョンブ）高速道路の釜山（ブサン）方面１７４．４ｋｍ地点で、３万８８８６件が摘発され、２２億５０７９万ウォンの反則金が賦課されていることが明らかになった。
警察庁が３０日、ハンナラ党の朴大海（パク・デヘ）議員に提出した資料によると、昨年、上位１０ヵ所で計２８万３９６２件が無人カメラによって摘発された。この１０ヵ所だけでおよそ１６８億４４２５万ウォンの過料が課せられた。
京釜高速道路の１７４．４ｋｍ地点（慶北亀尾市ウォンピョン同）は、緩い下り坂の傾斜路で亀尾（クミ）分岐点の近くで２車路が４車路に拡張され、ボトルネック現象が消えるため、運転手がスピードを出し多く摘発されたものと分析している。
取り締り実績（反則金基準）２位のカメラは、ソウル九老区加里峰（クログ・カリボン）１同公団の５叉路の始興（シフン）インターチェンジから、九老インターチェンジ方向に設置されたものだ。この地点では２万９９１３件が取り締まられ、反則金１８億９１８２万ウォンが課せられた。こちらは下り坂の傾斜が激しく、スピートの出しすぎ車が随時に摘発されている。
３〜５位は、それぞれ京釜高速道路のソウル方面３５２．４ｋｍ地点（忠南天安市イプジャン面カサン里、２万４５８６件の取り締まり、反則金１８億６８６４万ウォン）と釜山方面２８４．６ｋｍ地点（忠清北道清原郡賢都面ヤンジ里、２万４２７７件の取り締まり、反則金１７億６２４３万ウォン）、ソウル方面３３８．６ｋｍ地点（天安市ウォンソン同、２万４７３２件の取り締まり、反則金１７億５９５２万ウォン）だった。こちらはいずれも週末の常習渋滞地点でバス専用車路違反車が、取り締まりの主な対象となっている。
京釜高速道路で取り締まりの摘発が多い理由は、他の高速道路よりバス専用車路が多い上に制限速度が最大１００ｋｍで、多くの新設高速道路の１１０ｋｍより低いためと分析される。
この他にも、京釜高速道路のソウル方面３５．２ｋｍ地点（蔚山蔚州郡三南面シンファ里、３万３９１件取り締まり、反則金１６億５２万ウォン）は、取り締まりカメラが昨年設置され、ナビゲーションのプログラムをグレードアップしなかった車が多く取り締まられた。
忠清北道鎭川郡（チュンチョンプクド・ジンチョングン）鎭川邑ソンソク里の鎭川女子中学校の前（３万１６９５件の取り締まり、反則金１３億９４２２万ウォン）では、高速道路のトールゲートを抜け出した車が不注意にスピードを出し、集中的に取り締まられた。
今年に入って６月まで取り締まりの最も多かった箇所は、仁川（インチョン）空港大路の仁川中区雲西同（チュング・ウンソドン）のＧＳカルテックス・ガソリンスタンドの前だ。シンブルインターチェンジ方面では６万３２６８件の取り締まりに反則金２５億３１７０万ウォン、空港ターミナル方面では、３万２４１件の取り締まりに反則金１１億７３４５万ウォンが課せられた。こちらは、制限速度が時速１００ｋｍの高速道路と８０ｋｍの一般道路の境界区間でドライバーたちが高速道路に誤認し、よく取り締まりの対象になる。
朴議員は「取り締まりカメラの摘発件数の多い所は、事故発生のリスクも高い所であるため、ドライバーの特別な注意が求められる」と話している。
sunshade@donga.com
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