海運会社などのロビー疑惑を捜査しているソウル中央地検特殊2部(尹甲根部長)は、姜武賢(カン・ムヒョン)元海洋水産部長官(57・写真)に対して、特定犯罪加重処罰法上の収賄容疑を適用して20日、逮捕状の請求をした。
姜元長官は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権下の2007年5月から今年2月にかけて、海洋部長官を務めた。盧政権の閣僚級の人物が金品授受の容疑で逮捕状を請求されたのは、李明博(イ・ミョンバク)政権発足以来初めてのこと。
姜元長官に対する逮捕状が出るかどうかは21日午後3時、ソウル中央地裁の令状実質審査を経て決まる。
姜元長官は、海洋部次官時代の04年10月から長官として在職していた時まで、海運会社や港湾公社関連会社など6〜7社から計9000万ウォンあまりを受け取った容疑がもたれている。
検察では、姜元長官が長官在職時代、2、3海運会社や港湾公社関連会社から、航路調整や工事関連の依頼とともに2000万〜3000万ウォン相当の金品を、ほかの会社からは次官在職時代から謝礼として定期的に数百万ウォンずつを受け取っていたと言っている。
これに先立って検察は、姜元長官が04年から妻の実家の知人名義で借名口座を運用してきており、同口座に2億ウォン以上の小切手や現金などが入出金されたことを、最近確認した。
また検察は、口座の追跡を通じて、借名口座に入金された金のほとんどが海運会社などから流れてきた事実をつかみ18日、姜元長官を緊急逮捕し、取調べを行っている。
一方、検察は海運会社「D」社の李副社長(63=拘束収監)を通じて、盧政権時代の大統領秘書官を含む数人の公務員に、数百万ウォンずつの金品が渡された疑惑についても捜査を行っている。
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