6月民主抗争の21周年記念日だった10日。ソウル市役所前のソウル広場では、米国産牛肉の輸入に反対する進歩陣営のろうそく集会と、ろうそく集会に反対し、韓米FTAの速やかな批准を促す保守陣営による行事が相次いだ。
ろうそくと太極旗(テグクキ=韓国の国旗)を持った両陣営が同じ場所で行事を行ったことで、両方の参加者の間では一時怒声が上がったり、小さな衝突があったりしたものの、当初の心配とは異なり大きな衝突は発生しなかった。
「狂牛病(牛海綿状脳症=BSE)の危険性のある米国産牛肉の全面輸入に反対する国民対策会議」は、同日午後7時から約15万人(警察推算)が参加した中で、ろうそく集会を開催した。
集会を終えた後、参加者らは、「米国産牛肉の輸入反対」と「大運河の白紙化」「李明博(イ・ミョンバク)政権の退陣」などの掛け声を叫びながら、都心で大規模なデモを展開した。
同日、釜山(プサン)、仁川(インチョン)、大田(テジョン)、蔚山(ウルサン)など、全国79市郡でも、計約5万人(警察推計)が参加した中で、ろうそく集会が行われた。
ソウル都心で10万人以上が集った大規模デモは、04年3月、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領に対する弾劾を糾弾したろうそく集会以来、初めてのことだ。
これに先立ってニューライト全国連合や国民行動本部など保守系の市民団体は、同日午後3時からソウル広場で、約5000人が参加する中で、「法秩序守護・FTA批准を促す国民大会」を開いた。大会の後は、キリスト教系の参加者を中心に徹夜で救国祈祷会も開催した。
保守団体側は、「ろうそく集会が単に狂牛病に対する懸念ではなく、『反米感情』を助長し、反FTA、反政府闘争へ拡大していることを防ぐために行動に出た」と主張した。
警察は同日午前9時、全国に非常警戒を発令し、ソウル広場の周辺に221の中隊(約2万人)など292の中隊、約3万人の戦闘警察(機動隊)と義務警察(兵役警官)を全国の集会現場に配置した。
警察はまた、デモ隊の大統領府への行進を阻止するため、同日午前からソウル鍾路区世宗路(チョンログ・セジョンロ)周辺の主要車道にコンテナを設置し、水放射車を現場に配置した。
kimkihy@donga.com






