「華麗な外貌よりはまじめな頑張りやがいい」
一生に一度しかないプロバレーボール新人王の行方がそうだ。今季Vリーグが後半に入った中で、新人王は男子部・現代(ヒョンデ)キャピタルのイム・シヒョン、女子部・韓国道路公社のハ・ジュンイムが有力視されている。この2人は男女新人ドラフト1ラウンドで、それぞれ4、3順位で指名された。
反面、1順位で入団したLIG損害保険の金ヨハンとGSカルテクスのベ・ユナは期待に及ばなかったという評。これは本紙が11日、監督と解説委員13人を対象にアンケート調査を実施した結果だ。
新人王はレギュラーリーグ直後、バレーボール記者団、試合運営委員、審判委員の投票で決定される。
●しっかりした基本技が肝心
イム・シヒョンは強力なスパイクやブロッキング力を持っているわけではないが、基本技がしっかり出来ている。大韓(デハン)航空のムン・ヨングァン監督は、「守備とレシーブが良いので、さらにパワーを付けると、大きな選手になれる」と話す。
反面、大学の最大魚だった金ヨハンは、攻撃と守備でこれといった活躍を見せなかった。パワフルな攻撃は消え、レシーブも不安だ。韓国電力のコン・ジョンベ監督は、「金ヨハンの今の調子は、試合に出ないのがチームに役立つぐらい」と話し、「プロで生き残るためには甚大な努力が必要だ」とアドバイスした。
KBS解説委員の金サンウ氏は、「イム・シヒョンは必要な時に役立つ新人で、きめ細かなプレーが目立つ。金ヨハンは体力とスキルの補完が急務だ」と話す。
●継続的な出場が新人王の基本要件
女子部はハ・ジュンイムがリードを見せている中で、現代建設のヤン・ヒョジンと一騎打ちの様相。ハ・ジュンイムはプロ初年生らしくない大胆な攻撃とブロッキングが、ヤン・ヒョジンは高い身長(190センチ)を利用した打点の高い攻撃力が高い点数を受けた。
現代建設のホン・ソンジン監督は、「ハ・ジュンイムは体力がよくて、攻撃にパワーが付いた」と話した。KT&Gのパク・サンリョン監督は、「ヤン・ヒョジンは身体がすばやいタイプではないが、隅々を攻撃する能力を持っているので、絶えず試合に出場するのが強み」だと評価した。
ベ・ユナに対する評価は食い違いがある。攻撃と守備力を兼ね備えたベ・ユナは、まだプロ舞台に適応していないが、時間が経つほど良い成績を出すという見解が多かった。
beetlez@donga.com






