ハンナラ党の総選挙候補を決める同党・公認審査委員会(公審委)が、汚職の疑惑がもたれている者に対し公認申請の資格を剥奪すると定めている党規を厳格に適用する方針を決めたことを受けて、朴槿恵(パク・グンヘ)元代表側と姜在渉(カン・ジェソプ)代表が反発を強め、公審委は党規適用の問題を再検討することにした。
安商守(アン・サンス)院内代表は30日、電話取材に応じて「(公審委員の)李方鎬(イ・バンホ)事務総長と会って『公認審査そのものを最初から受け付けないのではなく、公審委が個別に審査すべきだ』と提案した。その結果、公審委がこの問題については改めて議論することを決めた」と明らかにした。
公審委の鄭鍾福(チョン・ジョンボク)幹事は、「31日午後3時に再び会議を開き、党規適用の問題などについて意見を交わすことにした」と話した。
安剛民(アン・ガンミン)公審委員長は、「党規は不正腐敗に関わりのある者の公認申請を明確に不許可としているので、党規を改正しないかぎり、問題解決は難しい」として党最高委員会に党規の改正を求めた。
しかし党指導部は、「党規を改正すると、クリーンな候補を立たせるという意志が意味を持たなくなる」とし、難色を示している。
前日、公審委の決定により、公認脱落の危機にさらされた金武星(キム・ムソン)最高委員は同日、「予定された政治報復だ。近く見解を示す」と言って離党を示唆した。
朴元代表を支持する議員ら35人は同日、「金最高委員と政治的運命を共にする」ことを確認した。朴元代表も同日、国会出席に先立ち、記者団に対して「誰はOKで、誰はだめ(特定派閥)というふうに、好みに合わせて公認審査をしてはいけない」と述べ、不快感を隠さなかった。
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