北京五輪アジア予選の再試合を認めないアジアハンドボール連盟(AHF)のしつこい妨害作戦に対抗している韓国ハンドボール代表チームが27日、日本入りして現地適応トレーニングを始めた。
イム・ヨンチョル監督率いる女子ハンドボール代表チームは、試合が行われる東京代々木国立室内体育館近くのホテルに入り、午後から現地適応トレーニングに突入した。
女子代表チームは29日午後7時20分、男子代表チームは30日の同時刻に、北京五輪アジア予選の再試合に臨む。
今回の再試合は、昨年8・9月に行われたアジア予選が露骨な不正判定の中で実施されたという韓国と日本の抗議を、国際ハンドボール連盟(IHF)が受け入れたことで実現した。
不正判定の張本人だったAHFは、今回の再試合を認めておらず、韓国と日本が再試合に参加した場合、AHFから除名するという方針だ。AHFの働きかけにより、今回の再試合には他のアジア諸国は参加せず、韓国と日本だけが参加して一騎打ちで五輪本選チケットの行方を決める。
一方、AHFは29日、臨時の理事会を開き、韓国と日本の会員資格の剥奪を推進する見通しだ。韓国と日本を無資格のチームにして、今度の再試合そのものを無効化するための試みと見られる。
これを受け、AHF副会長の渡辺佳英・日本ハンドボール協会長が理事会に参加して積極阻止に乗り出す計画であることをはじめ、韓国と日本がスポーツ外交力を総動員し、AHFの専横に立ち向かって戦う準備をしている。
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