五輪の金メダルは、実は成分からみれば、「銀メダル」に近い。純銀で作った後、表面にだけ金を少しだけ塗るからだ。
五輪憲章には、「純度1000分の925以上の純銀でメダルを作り、6g以上の純金でメッキする」と規定されている。大きさも直径は6cm以上、厚さは0.3cm以上に決まっている。アジア大会の金メダルの規格もこれと同じ。
メダル制度が施行されたのは、1908年の第4回ロンドン大会の時から。1928年の第9回アムステルダム大会以後、表面には勝利の女神「ニケの像」が、裏面には開催地独自のデザインが入るようになった。メダルを選手の首にかけるようになったのは、1960年ローマ大会の時から。
このほど、08年北京五輪で使われるメダルが上海で製造に入ったという報道があった。今大会には史上初めてメダルに金属以外の物質である玉(ぎょく)が含まれるそうだ。これから約6ヵ月間、6000個あまりのメダルが製造される予定。
くれぐれも太極(テグク)戦士たちの首にもメダルがたくさんかかることを祈る。
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