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サッカー代表監督選出巡り再び「見えない手」の議論

サッカー代表監督選出巡り再び「見えない手」の議論

Posted October. 31, 2007 03:43,   

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大韓サッカー協会の「密室行政」が、再びまな板に載せられた。ピーム・ファーベーク監督が辞退して約3ヵ月経った今、次期韓国代表チーム監督を選任する過程で様々な問題点が露になっている。サッカー協会の外部はもちろん、内部でも密室の要素があるという声が高まっている。

▲責任逃れ〓ファーベーク監督を選ぶ「ミス」を犯した現技術委員会が再び次期監督を選ぶことに対する非難が殺到している。イ・ヨンム技術委員長は最近、「外国人監督10名と国内監督10名を候補に、次期監督選出作業を進めている」と発表しただけで、技術委員会の責任については何ら言及しなかった。これについて協会の内外では、「まずは責任をとるべきではないか」という反応が支配的だ。

▲国内監督方向に追い込むための手順?〓技術委員会が、代表監督が空白だった3ヵ月間沈黙を続け、監督の選任に取り組む際に述べた「国内外の監督を網羅して選定している」ということに、多くのサッカー関係者が疑問の目を向けている。

外国人監督を選ぶためには、ずっと前から作業を進めなければならなかったのだが、今になって始めたということは外国人を排除し、「国内監督」方向へ追い込むための意図的な手順だという指摘だ。

協会のある関係者は、「現在欧州で活躍している代表クラスの選手が多いが、国内監督選出に失敗した場合、『選手が監督を無視する現象』が発生しかねない」と懸念を示した。氏はまた、「外国の監督か国内監督かをまず決めてから選定作業に入るのが望ましい手順だ」と話した。

▲陰湿な手〓「サッカーの野党」と呼ばれる韓国サッカー研究所のある関係者は、「予め人を決めて、形だけを整えようとする試み」と非難した。

協会の「実力者」が次期監督を内定しては「アリバイ作り」をしているという主張だ。この関係者は、「趙広来(チョ・グァンレ)元FCソウル監督と金浩(キム・ホ)大田(テジョン)シチズン監督も候補に挙がっているが、このような構図だと、彼らは100%国家代表監督になれない」と話した。

これに対し協会は、「技術委員が客観的なデータを持って徹底的に分析した後、監督を選定している」と明らかにしている。協会は現在、国内監督の場合、現Kリーグの司令塔を中心に選ぶ計画だという。

しかし、協会のある関係者は、「Kリーグの監督がプロチームを捨てて、1年になるか2年になるかわかららない代表チームの司令塔を受けるかどうかは未知数だ」とし、結局「協会の側近が監督になる以外にないこと」を暗示した。



yjongk@donga.com