371年の歴史を有する米・ハーバード大学は世界の大学ランキングで不動の1位だ。年間予算30億ドル(約2兆7600億ウォン)、発展基金290億ドル(約26兆6800億ウォン)で、ソウル大学の年間予算4700億ウォン、発展基金3000億ウォンに比べると、それぞれ5.9倍、88.9倍に達する。プライドの高い同大学が開校して以来、初めて女性総長を選び、就任式を行った。ドルー・ギルピン・ファウスト総長の最初の一言は「私を女性総長だと呼ばずにそのまま総長と呼んでください」だった。
◆同総長の就任により米アイヴィー・リーグの8校の大学のうち、女性総長のいる所は4大学に増えた。プリンストン大学、ペンシルバニア大学、ブラウン大学が先に女性の総長を迎えた。他の米大学も女性総長が23%を占めるほどに多い。各々「優秀な人」が集まった大学では、柔軟な女性最高経営者(CEO)がもっと適任者という分析もある。ハーバードを含めてアイヴィー・リーグの女性総長はすべて他校出身だ。競争力の強化のために「同校出身」を避けたからだ。
◆ブラウン大学の黒人の総長であるルース・シモンス氏は就任してから10億ドル(約9200億ウォン)の発展基金を誘致し、強固な実力を誇示した。ファウスト総長はハーバード大学とラドクリフ大学の統合作業を引き受け、その能力が認められた。米国の名門大学の総長選出委員会は、候補を数百人も選んで熟考を繰り返す。それでも女性の総長がよく出るのは唯一能力だけを見て選ぶからだ。
◆韓国では女子大学でなければ女性総長は出にくい。女子学生が全体の40%であるにもかかわらず、女性教授は16%に過ぎない。韓米両国の大学の最大の違いは韓国の大学が閉鎖的で大学競争力を米国のように切に思ってないことにある。ファウスト総長は就任辞で競争力に先立ち、大学本来の役割について強調したが、過度な競争だけに拘ってはならないという意味で「バランス取り」をしたのだ。ハーバード大学は新入生の選抜をあまり学業能力中心に行うという批判を受けてきた。韓国の大学で他校出身の総長、女性総長が増えるためには総長を選ぶ方式から変わらなければならない。
洪賛植(ホン・チャンシク)論説委員 chansik@donga.com






