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[社説]国家も警察もリーダーの資質が問題だ

[社説]国家も警察もリーダーの資質が問題だ

Posted August. 30, 2007 07:59,   

李宅淳(イ・テクスン)警察庁長官のリーダーらしくない行為は、15万の警察組職を率いるうえで問題がある。警察総帥の資質と品性、指導力は、上命下服の警察組職の特性上、任務の遂行に決定的な影響を及ぼす。李長官がハンファ・グループの金升淵(キム・スンヨン)会長の報復暴行事件の処理と関連し、自分を批判したファン・ウンハ総警を懲戒委員会にかけたことは、私的感情による報復と見ざるをえない。

警察中堅幹部であるファン総警の公開的な長官退陣要求は、組職の綱紀維持という面で見る内容でもある。しかし、それより先に、李長官の不適切な行為から問わなければならない。無条件に警察官の口を塞ぐことが、綱紀の確立ではない。健全な内部批判に耳を傾けることができない人は、総帥の資格がない。

千皓宣(チョン・ホソン)大統領府報道官は29日、「大統領が保護しようとするのは、警察庁長官個人ではなく、警察の綱紀だ」と言った。正しい言葉だ。警察の綱紀を正すためにも、李長官の辞任は避けられない。このような人を警察庁長官に起用し、問題が起こると庇護に汲々とする大統領も、責任から自由ではない。大統領の適切な人事権の行使と見ることができない理由である。国家も警察も、結局はリーダーの力量が問題だということだ。

李長官は事件発生の時に、自ら進退を決定すべきだった。李長官は国会で、ハンファ側と電話で会話し、会合した事実を否定したが、嘘であることが明らかになったうえ、家族同伴でゴルフをしたことまで明るみになり、警察に対する国民の信頼を失墜させた。自分は後ろに下がって、捜査幹部だけを大量に検察に捜査依頼したことで、内部の反発を買い、警察の自尊心にも傷をつけた。最近は、政府の「取材支援先進化方案」と関連して、取材リソース封鎖措置を敢行することで、民主警察総帥としての資格の欠如を自ら露にした。

警察庁市民監査委員会の委員だったが、李長官の行動に失望して辞めたという明真(ミョンジン)僧侶は、「嘘をつき、良心を捨てたため、道徳性を備えるべき警察の総帥としては不適切な人だ」と指摘した。このような庁長に、国民の生命と安全を任せることができるだろうか。