
カナダ・トロントで長期キャンプ中の「フィギュアの妖精」金妍兒(キム・ヨンア、17・軍浦スリ高)が2人のコーチを新たに迎え入れた。コーチ陣の経歴をよく見ると、まさにファンタスティックな「ドリーム・チーム」。
シニアデビュー後初のシーズンだった前シーズン、 金妍兒が世界フィギュア選手権第3位という良い成績をおさめることができたのには、ブライアン・アーソーコーチと振付師デビッド・ウィルソンの力が大きかった。
カナダ国内の選手権大会8連覇(1981〜1988年)とともに冬季五輪(1984年、1988年)で2つの銀メダルをとったアーソーコーチは、アイスショーでも活躍してきたが、最近、 金妍兒に「オールイン」するため、アイスショーの舞台から引退した。アーソーコーチは現役時代、トリプルアクセルを駆使したことからつけられた「ミスター・トリプルアクセル」というニックネームに似つかわしく、金妍兒のジャンプ演技を主に担当する。振付を引き受けたウィルソンコーチはサシャ・コーエン(米国)、ジョアニー・ロシェット(カナダ)など世界的選手たちの振付を担当して来たベテラン。
今回追加で迎え入れたコーチは、1988年のカルガリー冬季五輪のアイスダンシング銅メダルリストで、テレビ解説者としても有名なトレーシー・ウィルソンと、オランダ・フィギュア選手権大会を3度も制し、20年の指導者経歴を持つアストリッド・シロップ。
ウィルソンは金妍兒の技術と表現力を、シロップはスピン演技を担当することになる。
金妍兒のマネージメント社であるIBスポーツは、「アーソーコーチは金妍兒を世界最高の選手に育てるため、自らの人脈を動員し、最高のコーチ陣を呼び集めた」と発表した。
「ドリーム・チーム」が演出した金ヨンアの来シーズンの新しいショートプログラムとフリースケート演技は、早くも関心を集めることになった。IBスポーツは、「ショートプログラムは早いテンポの音楽で、フリースケーティングは荘重な曲をテーマにすることになるだろう」と述べた。
kimsk@donga.com






