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[オピニオン]高麗大学の入試モデル

Posted May. 05, 2007 08:08,   

米国メイン州のブリンズウィーク所在の名門「ボードン大学」では発音のためにたびたび話題に上る。「Bowdoin」という綴字を多くの米国人すら「ボードイン」と発音する。しかし、どういくわけか、同大学や同門たちは自分たちを「ボードン」と発音する。同大学が有名になったのは独特な入試制度も一役買っている。ボードン大学では他の大学とは異なって、大学修学能力試験(SAT)の成績提出が必須ではなく選択だ。多様な才能の学生を選ぶという趣旨からだ。

◆一方の韓国の教育人的資源部では、米国のように大学に入試の自主権を与えず、つべこべ口出ししている。その隙間で、高麗(コリョ)大学が今年、意味ある入試政策を相次いで出している。08学年度から募集単位ごとに、定員の最大50%までを大学修学能力試験(修能試験)の成績だけで選抜する破格的な入試案を、2月発表した。延世(ヨンセ)大学など、他の大学でもそれにならった。高麗大学では今度、「自主調査の結果、特殊目的高校より地方高校出身者の単位の点数が高かった」として、一般選考募集定員の最大50%について、内申の反映比率を高めると明らかにした。

◆高麗大学の「破格的な行動」はさらにある。3月は入試説明会を通じて、「予備校で作られた配置表と実際の合格者の点数が違っているため、混乱を与えている」として、05〜07年の募集単位ごとの合格者の修能試験の点数と領域ごとの等級を公開した。「大学を序列化する」という指摘や、他の大学からはねたみの込まれた視線がそそがれたが、「受験生に正確な情報を提供するのがなにより大事だ」として、公開に踏み切った。予備校ではしらけた反応を見せていたが、受験生や父兄たちは感動していた。

◆高麗大学のモデルは、修能試験や内申、論述といういわゆる「死のトライアングル」に対して、大学が自主的に折れるという希望を与えた。修能なら修能、内申なら内申一つだけうまくやっても選抜されるという意味だ。ソウル大学が統合論述を拡大すると発表した時、高麗大学が「論述は弁別力が落ちる」として、かえって縮小するとしたこともこのような自信から来たものだ。規制のなかでも「自主モデル」を開発しようとする努力が目立つ。2月の修能の入試案についても気に食わなかった教育当局が、今回の「内申拡大」にはどのような反応を見せるだろうか。いずれにせよ、高麗大学のモデルは大学の自主性が最善の入試制度であることを物語っている。

鄭星姫(チョン・ソンヒ)論説委員shchung@donga.com