官界や政界、財界をまたにかけた申鉉碻(シン・ヒョンファク)元首相(写真)が26日、持病のためソウル大学病院で他界した。享年87歳。
1920年、慶尚北道漆谷郡(キョンサンブクド・チルゴクグン)に生まれた申氏は、大邱(テグ)高等普通学校(現慶北高校)を卒業し、京城(キョンソン)帝国大学(現ソウル大学)法文学部に在学中の1943年、日本の高等文官試験行政科に合格して、官僚としての生活をスタートした。
光復(クァンボク=日本の植民地統治からの解放)後、教授を経て1951年、商工部課長として再び官僚生活を始め、1959年に復興副長官に起用されたものの、翌年の4・19革命後、2年7ヶ月の刑務所生活を強いられた。
経済界に場所を移して、東海(トンへ)電力社長や双龍(サンヨン)洋灰社長、大韓商工会議所副会頭などを歴任した申氏は、1970年代に9、10代の国会議員となり、保健社会部長官、経済副首相などを歴任した後、朴正熙(パク・ジョンヒ)元大統領暗殺事件後の1979年12月、首相に任命された。
故人は昨年2月、脊椎骨折で入院して治療を受けてきたが、最近、症状が悪化した。
遺族としては鳳愛(ボンエ)氏(延世大学音楽部副学部長)、ミエ、迵錝(チョルシク)氏(国務調整室政策次長)、チョンエ氏の1男3女がいる。娘婿には沈永秀(シム・ヨンス)ソウル大学医学部呼吸器内科教授、成相哲(ソン・サンチョル)ソウル大学病院長、朴ジョンシクKCTC(元高麗総合運輸)副社長がいる。
葬儀はソウル大学病院で社会葬として五日間おこなわれ、国立大田(テジョン)顯忠院に埋葬される。告別式は30日午前10時。02−2072—2091
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