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1m=10ウォン マラソン通じた「愛の分かち合い」を実践

1m=10ウォン マラソン通じた「愛の分かち合い」を実践

Posted March. 12, 2007 07:18,   

彼はマラソンを楽しむ。しかし、フルコース完走は1年に2回だけやることにしている。大会出場を無理にしようとすると、マラソンを楽しめなくなると思っているからだ。自分の薦めでマラソンに足を踏み入れた人々が、完走できるように手助けするのも彼の役割なので、記録にもそれほどこだわらない。

韓国科学技術院(KAIST)テクノ経営大学院のムン・ソンチョン(55)教授(写真)は得意なスポーツが多い。柔道は有段者で、テニスとサッカーは同好人のレベルをはるかに越える。しかし、彼はマラソンこそ、他のスポーツと比べ物にならないほど最高の運動だと褒め称える。その理由は、「自らが奇跡を感じる唯一の運動だから」なのだそうだ。

▲フルコースを16回完走…「分かち合いキャンペーン」に8年間参加〓ムン教授は、そんなマラソンを、一人だけで楽しむことにわだかまりを感じた。

病人や体の不自由な人のことを考えると、さらに気が引ける。それで、大会に参加するたびに、1メートルで10ウォンずつ、合計だと42万1950ウォンを寄付する。周りに人にも自分の完走をかけて、寄付を約束してもらう。

1999年、フルコース大会に初めて参加してからこれまで16回の完走をしながら、「1メートル=10ウォン」の約束は守られてきた。00年の東亜(トンア)マラソンでは、全国から集められた約850万ウォンの寄付金の中で、500万ウォンがムン教授の集めた金額だった。

▲「マラソンを通じて『ノーブレス・オブリージュ』を実践したい」〓「ロンドンマラソンのような大きい大会ではものすごい金額の寄付金が集められるんですね。1メートルに1ウォンを寄付するのも良いですが、余裕のある人は1メートルに10ウォンをかけなければならないと思います」。

1991年からは休みを活用して海外派遣の専門家ボランティア活動をしてきているムン教授のマラソンの目標は、「サブスリー(3時間以内の完走)」でも、有名な国際大会の出場でもない。マラソンを通じて「ノーブレス・オブリージュ(高い身分にある者の負う道徳的義務)」を実現するのが彼の夢。

「東亜日報が積極的に乗り出して、人々の心を動かしてください。スターを招待して寄付金ももらったりして。マラソンを通じた社会変化、十分可能なことですから」



why@donga.com