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[社説]中国の宇宙平和への脅威、韓国も直視すべき

[社説]中国の宇宙平和への脅威、韓国も直視すべき

Posted January. 22, 2007 07:03,   

中国が12日、衛星迎撃用の弾道ミサイルを打ち上げ自国の古い気象衛星を破壊したことは無責任な行動であり、他人事ではない。中国の衛星迎撃は本格的な宇宙での武器競争を触発する可能性があり、宇宙の平和的利用のための国際的な協力精神にも反するものという非難を免れがたい。

中国の弾道ミサイルの打ち上げで約863kmの上空に浮かんでいた気象衛星が破壊され数千個の破片が生じた。これらの破片は今後10年以上宇宙の軌道に残存し、同じ軌道にある各種の衛星や軌道を通過する宇宙船と衝突し、深刻な危険をもたらす可能性もある。民間経済での役割が日増しに高まっている非軍事用衛星の安全を脅かすという事実は深刻な問題だ。

軍事大国化を追求してきた中国の今回の行動は軍事力の誇示とともに、宇宙武器化防止の交渉を拒んできた米国を圧迫するための意図もあるものとみられる。軍事用の衛星分野で圧倒的な優位にある米国は宇宙での武器競争予防条約を作るために国連主導のもとで国際会議を行おうという中国の要求を拒否してきた。米国は宇宙が未来の戦場にならないように、迎撃用武器の使用と追加実験を禁止するための対話の必要性を認めなければならない。

我が国はもう放送・通信用を含む多数の人工衛星を運営しており、2015年世界10位圏の先進宇宙国入りを目標に宇宙開発を推進している。政府が中国に対して事実の確認要請とともに憂慮を伝えたのもこのためだろう。しかし、他国がするから我が国もというジェスチャーで終わっては困る。

我が社会には軍事大国化のために武力増強に熱を上げる中国に対する理解しがたい沈黙が存在している。もし米国が衛星迎撃の打ち上げに踏み切ったら、反米運動の素材がもう一つ加わるに違いない。政府や各民間団体も、中国の軍事大国化について話すべきことは話し、追及することは追及しなければならない。中国の軍事的野心が米中、日米関係を悪化させ、北東アジアに新しい冷戦構図が形成される場合、最大の被害者は韓国であることを忘れてはなるまい。