「スフィンクスのなぞなぞみたいね。素敵なシングル女性はこんなに大勢いるのに、どうして素敵なシングル男性は1人もいないの?」米国ニューヨークの30台の独身女性4人の暮らしと愛を描いたテレビのトレンディ・ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティー」の第1回目の放送で主人公のキャリーが話したせりふだ。
最近は晩婚化の傾向が強まっているが、東西を問わず30歳以上のシングル女性が素敵なシングル男性に出会うのは容易なことではないらしい。「33歳を超えた女性がいい男性に恵まれる確率は宇宙人にさらわれる確率より低い」という話が出回るほどだ。
◆「女性はできるだけ早く結婚し、男性はできるだけ遅らせるべきだ」と語ったのは、バーナード・ショーだった。全ての男女に通用する金言ではないだろうが、とにかく「オールドミス」という言葉には偏見や蔑みの心理が漂っている。封切り当時、女性観客を熱狂させ、またジャーナリストたちの反応もよかった映画「オールドミスダイアリー」で主人公は絶叫する。「私は誰に対しても無作法に接した覚えはない。なのにどうしてみんなに軽く見られなければならないの。どうして私を悪い女にさせるの。どうしてマナーを守ってくれないの?」。だからオールドミスは悲しいのだ。
◆世間が変わったのか、それとも女性が変わったのか、オールドミスに取って代わる「ゴールドミス(gold Miss)が登場した。いい職場と経済力を基に自己開発に投資し、独身生活を満喫する30代の女性を指す新造語だ。ゴールドミスの範疇に入りたければ、「大卒以上の学歴や専門職の従事者、年収4000万〜5000万ウォン、マンションまたは個人資産8000万ウォン以上、趣味はゴルフや海外旅行」などの条件を備えなければならないというが、これまた容易なことではない。
◆ゴールドミスは、昼間は堂々たる社会人として、夜は高級文化と消費の主体として、社会的変化や流行を先導する。週末ブランチ(朝食と昼食を兼ねる)食堂の急増、ミュージカル・ブーム、ブランド品や図書販売量の増加、海外旅行と整形手術ブームの背景には彼女たちがいる。このような巨大なシングル集団は出産率の減少の一因でもある。彼女たちは「必ず結婚しなければならないことはない」というが、本音は分からない。願ってもいないのにシングルの人も少なくないはずだ。ゴールドミスが求めるような「プラチナの独身男性」はそれほど多くないだろう。
鄭星姫(チョン・ソンヒ)論説委員 shchung@donga.com






