
最後の出場で取ろうとした金メダルは、焼香所の写真の下に置かれていた。
ドーハ・アジア大会の総合馬術試合の途中、落馬事故で死んだ故・金ヒョンチル選手(47・クムアンフェ)の焼香所が設けられた選手村内パブリックゾーン。
●各国選手団の追慕行列が相次ぎ
カリード・アルカタニドーハ・アジア大会組織委員会(DAGOC)事務総長は8日、「名誉金メダル」を故人に捧げた。今回の大会で実際に与える金メダルだった。アジア大会で金メダルを取ったことのなかった故・金ヒョンチル選手はあの世で夢に描いた金メダルをもらった。
焼香所の前には二日連続、追慕行列が相次いだ。国籍と種目を問わず、多くの選手が故人の死を哀悼した。
8日午後には、アンドレイ・シャロヒン・コーチをはじめ、3人のカザフスタン乗馬代表選手が弔問した。シャロヒン・コーチは、「広島大会で故・金ヒョンチルとすばらしい試合をしたことがある。人格的にも立派な人で、実力もすぐれた選手だった。あまりにも心が痛む」と言った。
遺族代表で韓国からドーハに来た弟のジェチルさんは、金ホンチョル総合馬術コーチと抱き締めては慟哭をし、周辺を粛然とさせた。ジェチルさんはこれに先立ち、遺体が安置されたハマダ病院の霊安室でお兄さんの姿を見た。ジェチルさんは、「兄が目もまともに閉じれずに死んだ。会いたい人が多かったはず・・・」と言いながら涙ぐんだ。彼はまた、「兄と早く韓国に帰りたい」と言った。
●KOC、遺族に補償金を支給することに
ジェチルさんは故・金選手の遺体を収め、早ければ9日頃、韓国に帰るものとみられる。葬式の手続きは、韓国にいるお兄さんのソンチルさんと故・金選手の夫人、ソ・ウォンミさんが、大韓体育会(KOC)と論議中だ。葬式は、韓国に到着する日を基準で、大韓オリンピック委員会長で3日葬を行う予定だ。一方、KOCは8日、故・金ヒョンチル選手に体育勲章猛虎章を叙勲した。また、遺族には5000万ウォンの補償金を支給するという。
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