「私を最高裁判事候補に推薦した保守団体、または進歩団体の偏った信頼や一方的な期待をためらうことなく振り切り、喜んで裏切りながら、ただ国民が求める正義の発見と宣言にだけ専念する」
金英蘭(キム・ヨンラン)最高裁判事に続き、司法府史上二人目の女性最高裁判事になった田秀安(チョン・スアン)最高裁判事は11日、ソウル瑞草区(ソチョグ)瑞草洞にある最高裁判所の大講堂で開かれた就任式で、6年任期の最高裁判事の業務に臨む覚悟をこのように語った。同日の行事では、田最高裁判事のほか、李鴻靛(イ・ホンフン)、朴一煥(パク・イルファン)、金能煥(キム・ヌンファン)、安大熙(アン・デヒ)氏の5人が新最高裁判事就任式を行った。
田判事は就任演説で、「何より裁判所が国民の信頼を得ることに献身する」とし、「国民は公職者に私的な義理を守らせるために税金を納めるのではないという指摘に共感する。私たちが守らなければならないことは、義理ではなく正義であることを念頭に置く」と話した。
田判事は「固定観念と慣行を破って、排他的かつ閉鎖的な関係を水平的な関係に開放する方向に、裁判所の変化が行われることを願う。最高裁判事はこれ以上得ることも、失うこともない最後のポストだ。同僚の最高裁判事と最高裁判所長官にも、裁判所内外の声を加減なしに伝えることに勇気を出す」と念を押した。
特捜検事出身である安大熙最高裁判事は、「権力から、世論から、ひいては裁判所の内部からも独立し、ひたすら法と良心によって審判する裁判官になるために最善を尽くす」と就任の挨拶をした。
李鴻靛最高裁判事は、「社会的な弱者と少数者が人間らしい生活をする権利に配慮することにも深い関心を持つ」と述べた。また、金能煥最高裁判事は「国民は裁判官が完全無欠であることを期待するのではなく、正直かつ公平で率直で合理的であることを期待する」とし、中国法哲学者のオ・ギョンウン博士の言葉を引用して抱負を語った。
朴一煥最高裁判事は、「下級審を通じて多様な意見が表現されてこそ、最高裁判所でも良い判決ができる」と強調した。
新最高裁判事5人が就任し、李容勳(64、考試15回)最高裁判所長官を含む最高裁判事13人のうち、12人が現政府発足後に任命された法曹人で埋められた。最高裁判事13人の平均年齢は以前の57.8歳から54.7歳に若くなった。
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