「講義の時間に教授と意見が異なっても学生たちが遠慮なくどんどん自己主張するのが、韓国と違うと思いました」(金ハンソン・米国キャリフォルニア大学バークレー校サマースクール受講)
「講義と関連したことであれば、授業時間にどんな質問をされても教授たちは全部応じてくれました」(李ジュリ米国ウィルソン大学交換学生)
韓国の学部と海外の名門大学学部講義室の授業風景はどのように異なるか。
ソウル大学の教授学習開発センターの作文教室は最近、海外大学の学部講義を経験したソウル大学生21人の手記を集め「海外大学の学部講義事例に関する研究」報告書を出版した。学生たちには勉強法を、教授たちには学部講義の手本を示すためのもの。
手記を書いた学生たちは、海外大学の講義の特徴として、自由で格式ばらない授業の雰囲気、活発な討論、教授との緊密な関係などを挙げている。
03年に交換学生としてウィルソン大学で講義を聴いた李ジュリ(26・女・英語英文学修士課程)氏は「教授との関係が韓国よりずっと親密だった」と評価しており、05年に米国カリフォリニア大学バークレー校のサマースクールに参加した金ハンソン(27・国語国文学4年)氏は「講義室で堂々と自己主張する姿は、韓国ではめったに見られない風景だ」と述べた。
講義室の自由な雰囲気は学生たちの積極的な授業参加につながっていると、手記を書いた学生たちは口をそろえた。
米国ハーバード大学で01年にサマースクールを受講した朴ヒョンヨン(24・経営学部修士課程)氏は「教授が一言二言しか言わないうちに学生数十人が質問攻めといわんばかりに先を競って手を挙げていた。教授たちは殺到する質問に答えながらも内容を効果的に伝えている」と評価した。
06年の春学期を豪州のメルボルン大学で送った金ジョンフン(20・経済学部2年)氏は「閲覧室より討論室の多い図書館、熱気ある討論を繰り広げる学生たちの姿が印象的だった」と話した。
教授が学生に先に近づいてきて自然になじむ姿も韓国の大学とは異なる点として挙げている。
フランスの高等専門教育機関グランゼコールのリヨン商科大学(ESC Lyon=École Supérieurede Commerce de Lyon)で修学した李ピョンフン氏(23・経営学部4年)は「フランスの教授は、学生たちと同じ食堂で食事し、一緒にパーティーに参加する」とうらやましがった。
講義の雰囲気こそ自由なものだが、公正な評価のため厳しい基準を設けたところが多かった。カナダのアルバータ州立大学経済学部の授業では、公式の証明過程がほかの学生と完全に同じであってはならないという採点基準を持っている。日本の一橋大学経済学部の講義では、講義前に学生たちに授業内容を評価してもらうための「フィードバック」紙を配り、講義が終わるとフィードバックしてもらって教授に伝える制度を備えている。
この研究を進めた金ジュンソン(38)選任研究員は、「教授たちは主に大学院課程を海外で修了したため、学部教育の経験は薄い。教務処と教授学習開発センター内の各機関に資料集を配布し、今後の講義開発に反映してもらうようにしている」と説明した。
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