野党ハンナラ党の新指導部を選出するための7・11党大会が、「政権奪還」の方法論をめぐる百家争鳴で幕を上げた。8人の党代表選挙候補者は2日、候補登録と共にソウル江西区塩倉洞(カンソグ・ヨムチャンドン)の党本部で相次いで記者会見を開き、各自が政権奪還の適任者であることを強調した。
今回の指導部選出に向けた選挙は、代議員約9500人が1人2票制の直接投票(70%)と国民対象の世論調査の結果(30%)を合算する方式で行われ、得票順で5人の最高委員(最多得票者は代表最高委員)を選ぶが、女性候補を必ず1人含むことになっている。
首都圏を基盤にしている李在五(イ・ジェオ)前院内代表は、約30年間の民主化運動展開期間に、5回にわたって10年間、獄苦を経験した在野出身としての闘争性と改革性を強調して、「強い代表論」を打ち出している。特に、「自由民主主義と市場経済を追及する勢力なら、湖南(ホナム)基盤も民主党か忠清(チュンチョン)基盤の国民中心党も一緒になることができる」とし、「汎右派連合」を通じた政権奪還を主張した。「反ハンナラ党連合」を狙う政府与党の政界再編の試みに対して、「逆政界再編」の対応をするということだ。
大邱(テグ)、慶北(キョンブク)を基盤にしている姜在渉(カン・ジェソプ)元院内代表は、五回当選の経歴と党の保守アイデンティティを代表する「本流」であること強調し、「安定の中の改革」を掲げている。姜氏は一方、「少数の腐敗勢力と親北勢力を除いて、先進化を追及するどの勢力とも連帯できる」とし、「国家先進化勢力の連帯論」を展開している。ニューライトから中道改革勢力に至るまで、「反盧武鉉(ノ・ムヒョン)」、「非盧武鉉」勢力を受け入れてこそ、政権奪還が可能だという論理だ。
党内の若手中道派議員が連帯した「未来の会」の単一候補として出馬する権寧世(クォン・ヨンセ)議員は、「党看板交替論」を打ち出した。産業化・民主化時代を越えた「第3世代」が党の前面に乗り出してこそ、ハンナラ党が変わったということを国民にアピールし、大統領選挙に勝利できるとする。
スポークスマンを務めた田麗玉(チョン・ヨオク)議員は、「失われた10年を取り戻すためには、火力のある党代表が出なければならない」とし、女戦士のイメージを強調している。田議員は、汝矣島(ヨイド)研究所を大統領選挙に向けたマスタープランを作る「戦略情報司令部」に再編して、湖南(ホナム)に対して、「西進プラン」を推進するとしている。
姜昌熙(カン・チャンヒ)前議員と李揆沢(イ・ギュテク)議員はそれぞれ、「忠清圏のキャスティングボート論」と「首都圏大望論」を打ち出した。特に、5・31地方選挙で、大田(テジョン)市長選挙の逆転ドラマを演出した姜前議員は、「忠清圏を逃すと、大統領選挙での敗北は避けられない」とし、代議員の「戦略的選択」を訴えている。
鄭亨根(チョン・ヒョングン)議員と李方鎬(イ・バンホ)議員は、国と党の「保守アイデンティティ」を強調している。
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