
検事の早口だが重厚な一言。犯人とされている者は黙々と座っている。すぐにでも真実が明らかにされるような雰囲気。しかし、状況は急反転する。
「おい、早く白状しろ。調べれば、全て分かるんだぞ!」(ファン検事)
「あの、なんですか。なんのことですか」(犯人)
KBS2の『ギャグコンサート』(日曜午後8時55分)の人気コーナー「犯罪の再構成」。催眠捜査、心理捜査などありとあらゆる捜査方法で全く無関係な人を犯人に仕立て上げるが、結局残るのは「調べれば、全て分かるんだぞ!」というファン検事のごり押しばかりだ。しかし、毎週「空振り」に終わる捜査結果とは違って、コーナーの人気は「本塁打」だ。映画のポスターにも、ニュースを進行するアンカーのメントにも、「調べれば、全て分かるんだぞ!」が借用される。しかし、17日午前、ソウル汝矣島(ヨイド)で会ったファン検事役のコメディアンのファン・ヒョンヒ(26)さんは泣き面だった。
▲ファン・ヒョンヒ〓「悔しいですよ。私は毎週A4用紙2枚分の台詞を覚えるため、頭が変になりそうなのに、犯人はただ『あの、なんですか。なんのことですか。』だけ言っていればすむじゃありませんか」
犯人役のクァク・ハング(24)さんは、笑いながら言った。
▲クァク・ハング〓「あの、なんですか。なんのことですか。私は本当の犯人に思われちゃうんですよ。この前は、運転していて接触事故が発生して、警察署で取り調べを受けたんですが、警察官に私の言うことは全然信じてもらえずに、引き続き『調べれば、全て分かるんから、本当の事を言いなさい』と言われたんです」と話した。
映画『拍手される時、去れ』で検事(チャ・スンウォン扮)が犯人(シン・ハギュン扮)を取り調べる場面を見て、同コーナーを作ったという彼らは、時事的ストーリーを作るため、毎日五つの新聞を読んで、放送ニュースをモニターする一方、時事番組は録画までして見ると言った。最近、彼らの関心事は選挙違反と児童暴行事件。
▲クァク〓「私の演じる犯人役は全く疑いのない素直な人です。そのような人に検事がいきなり怒鳴りつけるんです。検事は高くて、犯人は低いという社会的な認識を捻じ曲げた姿。それから怒鳴りつける検事に向かって、『あの、なんですか』と言い返す姿に、皆痛快を感じるようです」
ファン・ヒョンヒは関東(クァンドン)大学法学科出身。子供の時、ドラマ『砂時計』でカン・ウソク(パク・サンウォン扮)検事が組織暴力犯らに「オレは、カン・ウソク検事だ。オレの気に障るやつは、皆殺してやる」と怒鳴りつける姿に魅了されて法学部に進んだ。結局、コメディアンとして「検事の夢」を実現したわけだ。
▲ファン〓「父がとても頑固な人で、コメディアンになると言ったら、扇風機、リモコンなど家の中の物を全部投げつけたんです。ところが、しばらく前、町内の美容室のお姉さんが、『お父さんがあなたのことを自慢してたよ』と言ったんです。胸がじんときました」
インタビューの最後に彼らは全国の検事と犯人に向かって言いたいことがあると言って、声を整えた。
▲ファン〓「全国の全ての検事様。犯罪者に対する取り調べは私のようにされては駄目です。頭ごなしに怒鳴りつけるよりは余裕とユーモアで人間的な捜査をお願いします。そうやってこそ、調べれば、全て分かるんだぞ!」
▲クァク〓「全国の全ての犯人様。隠さないで自首してください。技術でも学んで正々堂々と生きなければいきませんよ。この世で捜査して、分からないことはありませんから」
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