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経営の「20−20クラブ」サムジン製薬、秘訣は「サウナ経営」

経営の「20−20クラブ」サムジン製薬、秘訣は「サウナ経営」

Posted May. 02, 2006 03:00,   

●規模と内実、二兎を追うものは…

野球に「20−20クラブ」という言葉がある。1シーズンの間、本塁打と盗塁をそれぞれ20以上記録した「好打駿足」の選手に与えられる栄誉だ。

だいたい長打力の良い選手は機動力が落ち、速い足を持っていればパワーが足りない場合が多く、このクラブに入るのは容易なことではない。2004年と2005年では、韓国プロ野球でこの記録を果たした選手が1人もいないほどだ。

サムジン製薬は、経営分野でこの「20−20クラブ」を果たした企業だ。

同社は1999年から5年間、年平均の売上高と純利益が計20%以上成長した。LG経済研究院によれば、同期間これを実現した企業は上場企業677社のうち19社に過ぎなかった。

隠された記録はまだある。

最近、証券先物取引所の発表によると、12月決算法人328社のうち、純利益が6年連続で増加した会社は9社のみだった。サムジン製薬はここにもその名を連ねている。従業員1人当りの売上高も2001年1億ウォン未満だったのが、昨年は2億2000万ウォンに跳ね上がった。

どうして、このようなことが可能だったのか。サムジン製薬は、これまでブロックバスター級の新薬を開発したわけでもない。李社長に秘訣を聞くと、簡単な答えが返ってきた。

「ただ、会社は社員の面倒をよく見て、社員はオーナー意識を持って賢明にに働けば良いのです」

●秘訣は労使和合

サムジン製薬は、消費者には頭痛薬「ケボリン」ぐらいしか知られてない企業だ。しかし、製薬業界では1977年から週休2日制度を実施しているほど、社員の福祉に徹した企業で定評がある。

李社長は、会社初の「サラリーマン」出身の社長として、2001年に就任した。

李社長は30年間「営業マン」として勤め、少量・多品種生産構造のもとで激しい競争を繰り広げる国内製薬業界の現実を誰よりよく知っている。

「人を重視する経営」は、このような理由から始まった。社員たちが不満なく仕事に邁進できるように、李社長は優先賃金交渉の慣行を変えることにした。

「4、5ヵ月もかかる交渉期間は労使のみんなにも無駄使いです。それで労組がその年に希望する賃金の金額を、使用側が先に提示したんです」

これに労組は「無交渉合意宣言」で肯定的に回答した。賃金無交渉合意だけでもう5年目だ。1968年創社以来、38年間、無紛糾争事業場の記録も立てた。

月に1、2回新入社員と役員たちが一緒に会社近くのチムジルバン(大型サウナ)に行って対話を交わす「サウナ経営」も有名だ。

「今年の目標は売上1500億ウォンです。もちろん簡単なことではない。しかし、うちの社員たちを見れば、けっして不可能には見えません」



jarrett@donga.com