▲正確なタイミング+きれいなスウィング+パワー〓李承鎏(イ・スンヨプ、30、読売)が1シーズンアジア本塁新記録(56号)を打ち立てた03年のことだ。当時、李承鎏のライバルは沈正洙(シム・ジョンス、31、三星)だった。沈正洙はその年、53本の本塁打を放った。
本塁打を打つスタイルはそれぞれ違っていた。沈正洙は「ヘラクレス」というニックネームにふさわしくものすごいパワーを基本に本塁打を打った。反面、李承鎏は正確なタイミングとスウィングで本塁打を打った。3年経った今、李承鎏の正確さは相変わらずだ。違ってきたのは沈正洙に劣らないパワーができたこと。
李承鎏は3日現在、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で7試合、日本プロ野球レギュラーシーズンで3試合の計10試合で、何と7本の本塁打を打った。しかも手ごわい相手から奪った本塁打だった。WBCでは大リーグ22勝投手のドントレル・ウィリス(米、フロリダ)とメキシコのエース、ロドリゴ・ロペス(ボルチモア)などを相手に本塁打を奪った。
▲2年前からウェート・トレーニングに集中〓横浜との日本プロ野球開幕3連戦では2本の本塁打を記録した。2本とも横浜の「スーパーサブマリン」と呼ばれる加藤武治が犠牲になった。特に2日の試合ではそっと押して打ったようなボールが120メートル飛んで左中央のスタンドに吸い込まれた。怪力と呼ぶに値する。
これは体格のよくなった李承鎏が、力もさらに強くなったためだ。最近の李承鎏を見れば、だぶだぶのユニホームを着ていても堅い体つきが確実に表れる。2年前から故郷・大邱(テグ)のセジンヘルスクラブ(館長、オ・チャンフン)で本格的にウェートトレーニングを始めた李承鎏の体の変化は驚くほどだ。2年前、85キロだった体重は今は95〜96キロで約10キロ増えた。腕の周りは14.7インチから16.5インチになった。太ももの周りは大人の女性の腰まわりほどの28インチになる。
力もぐんと増えた。野球の選手にとって最も重要な背中の筋肉を育てるダンベルロー(ダンベルを胸のところまで上げてから下げる運動)をする時、35キロのダンベルで休まず30回も行う。
マシーンクォータースクォート(バーベルを肩に担いで膝を15度ほど曲げてから立ち上がる)をする時は240〜260キロのバーベルを肩に担いで30回行う。アームプールマシーン(膝を伸ばした状態で座って胸のところまでウェートを引っ張る)の重量も100キロをゆうに超す。
▲タンパク質補充のため卵白1日20個〓オ・チャンフン館長は「冬の間中、スウィングをする時に必要な背中と肩、そして腕の筋肉運動を集中的にやった。李承鎏の場合、身体の一部分ではなく、全身の力を使いこなすことができる」とし、本塁打量産の理由を説明した。李承鎏は筋肉を育てるのに役立つタンパク質を摂取するため、卵白を1日10個以上食べたりもした。欲がでて、20個以上食べた日もたまにあったという。
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