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「与党、幽霊党員疑惑」名簿を押収捜索

Posted January. 17, 2006 03:59,   

ソウル冠岳(クァンアク)警察では16日、ヨルリン・ウリ党の「幽霊党員」及び党費代納事件について、ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)永登浦洞にあるウリ党のソウル市連に対する家宅捜索を実施し、冠岳区奉天本洞(ボンチョンボンドン)の党員150人あまりの入党願い及び名簿、関連書類の入った段ボール箱1個を確保した。

捜査機関が政党の違法行為を明らかにするために特定地域の党員名簿を丸ごと押収したのは異例のことだ。

警察は、入党願いと当事者の筆跡を対照して、当事者が自ら入党書類を作成したのか、ウリ党が当事者の入党同意を得たのか、ウリ党の選挙候補者や候補者の代理人が党費を代納したのかなどを捜査する方針だ。警察は幽霊党員の募集を主導したとみられるウリ党の党員5名の身元を確保し、取り調べていると発表した。

警察関係者は「資料検討に2、3日程度かかるものとみられる」とし、「捜査対象の党員156人は、ほとんどが老人や体の不自由な人であるため、直接訪問して調査する計画」と明らかにした。

ウリ党は、今年2月18に予定される全国党大会と5月の地方選挙を控えて、基幹党員を増やす過程で奉天本洞の60歳以上の老人100人あまりを、当事者の同意を得ずに基幹党員として登録しており、毎月1000〜2000ウォンの党費を当事者の通帳から引き出したという疑惑が持たれている。

一方、ウリ党は同日、ブリーフィングを通じて「徹底的な真相解明と責任者処罰のために冠岳警察署に捜査を依頼した」と発表した。



egija@donga.com mint4a@donga.com