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在韓米国大使「北朝鮮犯罪政権発言、論争を触発する意図なかった」

在韓米国大使「北朝鮮犯罪政権発言、論争を触発する意図なかった」

Posted December. 17, 2005 10:37,   

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アレクサンダー・バーシュボウ(写真)在韓米大使は最近、北朝鮮を「犯罪政権」とするなどの強硬発言で、韓国国内で論争を呼んだことについて16日、「論争を触発する意図はなかった」とし、「この問題に関心を集中させ、ともに解決のできる共同の解決策を見出そうとしただけだった」と説明した。

同大使は同日、ソウル中区貞洞(チュング、チョンドン)にある米大使官邸で外交通商部の出入記者たちと昼食をともにしながら、「在韓米大使として私の任務は韓米同盟関係を深め、北朝鮮の核問題を解決するいっぽうで、韓半島の平和統一に貢献すること」と述べ、「政治的発言について肯定的に見てほしい」と話した。

同大使は、対北朝鮮金融制裁について「米国務省東アジア太平洋担当のクリストファー・ヒル次官補がこの問題について北朝鮮に背景の説明をすると言ったが、北朝鮮は『米国が私たちと経済制裁の交渉をすることを決めた』というふうに事実を歪曲した」とし、「信頼構築のために、北朝鮮はヒル次官補の言葉を真摯に受けとめることが重要だ」と強調した。

同大使は引き続き、「この問題について北朝鮮に背景説明をするという提案は依然として有効だ」とし、「米国以外の地域でブリーフィングをすることも可能であり、6者協議が開かれるさいに会場の外で別に時間を設けてブリーフィングすることもできる」と話した。

同大使は「北朝鮮の偽札発行に関する多くの捜査が進行中」と述べ、「北アイルランド労働党のション・ガロンド党首が起訴されることで、主な資金源が北朝鮮の偽札だったと言及しており、これについての調査も進められている」と説明した。

同大使は「米行政府がとった司法処置は北朝鮮との交渉対象ではない」とし、「北朝鮮の不法行為、人権問題は国際的な事案であり、これに対する憂慮を米行政府が提起しないというのはむしろ異例のことだ」と説明した。

同大使はまた、「北朝鮮の違法行為に対して他の国々も憂慮を示すべきだ」とし、「米朝関係の正常化は北朝鮮の人権改善問題と平行して行われるだろう」と付け加えた。



credo@donga.com