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全羅道一帯のビニールハウス、大雪で被害深刻

全羅道一帯のビニールハウス、大雪で被害深刻

Posted December. 14, 2005 06:19,   

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「私たちは神様に見捨てられたんです」

13日午前、全羅南道咸平郡羅山面牛峙里(チョンラナムド・ハムピョングン・ナサンミョン・ウチリ)。

町にはイチゴを栽培するビニールハウス10棟ほどが、「雪の爆撃」に遭い押しつぶされていた。倒壊をまぬがれた10棟ほどのビニールハウスには、倒壊を心配して、ビニールハウスの間間に木材を立てて支えていた。ハウス団地の真ん中はもっと悲惨だった。飴のように曲がってしまった鉄の骨だけが残り、破れたビニールは地面に転がっていた。倒壊したビニールハウスでは、若い花茎や赤くなり始めたイチゴが雪の下に埋もれていた。

同地域は今月4、5日に30センチ以上の大雪に見舞われたが、また12日にも10センチほどの降雪があった。

農民の朴チャンス氏(53)は「イチゴは年に1回しか収獲できないのに、この雪で2000万ウォン以上の損害を出した」とため息をついた。

同町から3キロほど離れた羅山面新平里(ナサンミョン・シンピョンリ)でも、住民たちが倒壊したも同然のビニールハウスで、ハウスを覆っている雪を取り除いていた。

同町に住む金サングォン氏(67)は「イチゴ栽培をしている20のビニールハウスのうち、13が倒壊し、冷害が深刻だ。壊れたビニールハウスを撤去して建て直そうにも、骨組みになる鉄製パイプの入手が難しく、なすすべがない」と漏らした。

13日現在で大雪による全羅南道の被害額は1356億2200万ウォンにのぼる。全羅南道では復興率が75%にとどまっているなか、今週いっぱい雪が降り続けるという予報が出されたため、復興作業に影響が出ることが懸念される。

全羅北道(チョンラブクト)でも、住民たちはなす術もなく、天気を恨んでいる。

井邑市甘谷面(チョンウプシ・カムゴクミョン)で施設野菜をつくるチョ・ビョンショル氏(57)は、大根や深ネギを栽培するビニールハウス25棟のうち22棟が崩れ、1月末出荷予定だった冬の大根のほとんどが凍ってしまった。

チョ氏は「大根の出荷が終われば、2月からスイカをつくる計画だったが、ビニールハウスの建て直しにたくさんのお金がかかるため、来年春の栽培はあきらめざるを得ない。町全体が落ち込んでいる」と話した。

全羅北道では同日、井邑市内の40の小学校など計60校が休みとなったほか、旅客船運航の中止など被害が続いている。

全羅北道は2回の大雪により5094のビニールハウス、382haの朝鮮人参栽培施設、54の厩舎などが崩壊し、約400億ウォンの被害を被ったものと集計されたが、被害額はさらに膨らむことが予想される。



shjung@donga.com kokim@donga.com