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モンゴルの5銀行ソウル支店で2年間、215億ウォンの違法送金

モンゴルの5銀行ソウル支店で2年間、215億ウォンの違法送金

Posted November. 10, 2005 03:34,   

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モンゴルの都市銀行が、ソウルで無認可のまま営業を続け、警察に摘発された。海外の都市銀行が韓国国内に違法に支店を構え、摘発されたのは初めてのことだ。

摘発された銀行は、モンゴルでよく知られているアノド銀行、クレジット銀行、ジュース銀行、ゴールロムト銀行、シューダン銀行の5行。ソウル中部警察署は9日、アノド銀行のソウル支店A容疑者(36、女)など4行のソウル支店長らを、銀行法や外国為替取引法に違反した疑いで書類送検した、と伝えた。

警察はまた、逃亡したシューダン銀行のソウル支店長B容疑者(32)の行方を追っている。警察によると、モンゴルの首都ウランバートルに本店をおくアノド銀行は03年4月、いわゆる「モンゴルタウン」と呼ばれるソウル中区光煕洞(チュング・クァンヒドン)のニュー錦湖(クムホ)タウンビルの22坪型の事務所をレンタルし、ソウル支店を開設した。

同行には、C氏(38)など韓国に滞在中のモンゴル人およそ1000人から500万ドルの預金を誘致し、韓国内の都市銀行の外国為替口座を通じて、その金をアノド銀行の本店に送金した容疑がもたれている。また、モンゴル人と韓国人約3000人から600万ドルを受けとり、モンゴルの受取人に送金した容疑も受けている。

警察は、これら5行が最近まで約4200人から約120億ウォンの預金を誘致しており、およそ9000人から依頼を受けて215億ウォンあまりをモンゴルに送金したものと把握している。警察関係者は「外国銀行が韓国に支店を設けるためには、少なくとも30億ウォン以上を韓国国内に持ち込まなければならないため、資本金の少ないこれらの銀行が、金融監督委員会の認可を受けずに、支店を開設したもようだ」と述べた。



egija@donga.com