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「カネが回らない」コスダック企業大半が資金難訴える

「カネが回らない」コスダック企業大半が資金難訴える

Posted October. 27, 2005 04:22,   

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「金が全く回らない。融資を受けようと銀行を訪ねて技術と将来性についていくら説明しても、銀行担当者たちは『それがどうした』と言わんばかりの顔で無視するんです。」(コスダック登録A社社長)

「増資市場は『マネーゲーム』と化して久しい。長期的なビジョンをもって、投資を誘致するのは夢のような話です。『材料』に乗って株価が急騰しないと増資は難しいです。」(コスタック登録B社社長)

資金の流れが滞っている。産業の「腰」にあたる中堅企業は一様に「資金調達で困っている」と苦情を訴えている。

本紙がコスダック登録企業の最高経営者(CEO)と最高財務責任者(CFO)78人を対象に行ったアンケート調査によると、「銀行からの融資が円滑でない」と答えた人(55人=70.5%)が「円滑だ」(10人=12.8%)を圧倒した。

証券市場からの資金調達についても、「円滑でない」という回答者(40人=51.3%)が「円滑だ」(26人=33.3%)を大きく上回った。

アンケートに応じたほとんどの企業家(75人)は、大手企業だけに資金が集中する「資金の両極化」現象が今後も続く(52.6%)か、さらに厳しくなる(43.6%)との見方を示した。

証券市場の好況が続いており、金利も低い状況下で中堅企業が資金難を訴えるのは、韓国の金融市場が十分に機能していないことを物語る。

財務状態と事業構造に対する検証が一定水準まで完了ずみのコスダック登録企業でさえ、正常な金融システムを通じての資金調達が容易でないという。

あるコスダック登録企業CEOは、「証券市場が活況でも、企業への投資が増えたという実感をもったことは一度もない」と話した。別のCEOは、「うちみたいな中堅企業だってこの有り様なのだから、小企業はどうなんだろうと思いますね」と言った。

政府のベンチャー企業活性化政策に対する不信が深まっていることも浮き彫りになった。

今年、政府が力を注いでいる中小企業とベンチャー企業活性化政策に対して、35人(44.9%)は「あまり効果がない」、23人(29.5%)は「全然効果がない」と答えた。「大変効果がある」「効果がある」という回答は、それぞれ1人(1.3%)、11人(14.1%)にとどまった。

あるCEOは、「韓国を北東アジア金融ハーブにすると言っているけど、正直、空しいスローガンとして聞こえる。中堅企業が『主流金融』から冷遇されているのに、どうやったら金融強国になれるというのか」と問い返した。

東部証券の張寧洙(チャン・ニョンス)研究員は、「金融市場の好況が企業経営に実質的に役立つよう、政府が多様な手立てを打ち出すべきだ」と話した。



roryrery@donga.com sohn@donga.com