金滉植(キム・ファンシク)法院行政処次長(司法試験14回)と金知衡(キム・ジヒョン)ソウル高裁部長判事(司法研修院研究法官兼任)、朴時煥(パク・シファン)弁護士(以上司法試験21回)が、後任の最高裁判事候補に任命推薦された。
李容勳(イ・ヨンフン)最高裁長官は19日、大統領府を訪問し、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に最高裁判事候補として金滉植次長ら3名を任命推薦した。
盧大統領は、李最高裁長官の推薦を受け入れた。来週初めには、これら3名に対する任命同意案を国会に提出する予定だ。
3名の候補に対する国会人事聴聞会は11月の第2週に開かれ、任命同意案の表決は国会本会議が開かれる11月中旬に行われるとみられる。
李最高裁長官の任命推薦は、裁判所内部の評価と能力を重視する従来の人事慣例と最高裁判事構成の多様化という社会の要請をともに受け入れたもの、との評価を受けている。
しかし3名の最高裁判事候補が、司法試験14回が1名、21回が2名で構成されており、その中間(15〜20回)に属する判事たちが排除され、裁判所の組職の安定がそこなわれたという見解もある。
最高裁は、「法律知識と裁判能力、健康など最高裁判事に求められる基本的な資質が推薦の主な基準となった」とし、「裁判所内部の評価と最高裁判所の構成の多様性に対する社会的要求なども同時に考慮した」と明らかにした。
李最高裁長官は同日、張潤基(チャン・ユンギ)昌原(チャンウォン)地方裁判所所長を法院行政処長権限代行に任命した。
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