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職場に「キムチ弁当グループ」増殖中

Posted October. 06, 2005 07:16,   

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▽会社員のお昼は「キムチ・バイキング」〓5日、ソウル永登浦区汝矣島(ヨンドゥンポグ・ヨウィド)にある証券会社の社内食堂。女性社員5人がそれぞれ作ってきた昼の弁当をひろげて、キムチ談義が始まった。朴代理(28、女)は、金代理(29、女)が作ってきたガッドキムチ(からし菜で漬けたキムチ)をつまんだ。キム代理の家のガッドキムチが最高に食欲をそそる、という。

キム代理は、李課長(31、女)のうちのすっぱいキムチ(発酵しすぎて酸味の強いキムチ)が自分の口にあうとし、それとなく李課長のおかずを自分の前に持ってきた。彼女たちは、基準値以上の鉛含有が問題となった中国産キムチの波紋以降、弁当を自分で作って持参している。広告代理店A社のアンチーム長(32、女)は、「家庭ごとに異なるキムチを味わうのも新しい楽しみ」と言い、「食堂でご飯を食べても、キムチだけは家から持ってくる同僚が増えている」と話した。

▽白菜のディスプレーは最高の認証書〓顧客の足が遠のいている食堂街は、それぞれの対策作りに頭を悩ませている。ソウル中区武橋洞(ジュング・ムギョドン)、江南区(カンナムグ)テヘラン路、瑞草区(ソチョグ)瑞草洞付近の食堂街には「韓国産キムチのみを使用」という大型ビラを貼りつけた食堂が多い。

大手企業の社内食堂も、「中国産キムチを使用しない」との案内文とともに、キムチの成分検査成績表、韓国内白菜購買契約書の写本などを掲げたりさえする。それでも、食堂でのキムチ消費量は、普段の半分レベル。キムチの味がよく、キムチをこっそり持っていく人が多いことで有名だったソウル江南区・B社の社内食堂関係者は「最近『キムチ泥棒』まで姿を消している」と話した。

▽「帰ってきた」白菜コーナー=最近、キムチを直接漬けたい、という家庭が増えているのを受け、大型マートも「韓国産」、「有機農」を掲げて、白菜キムチのコーナーを別に設けている。ソウル新村(シンチョン)にある現代(ヒョンデ)百貨店・フレッシュー食品コーナーのイ・ナムス(53)主任は「1日の販売量が30株余だったが、波紋以降、白菜の値段が上がったにもかかわらず、150%くらい増えた」とし「在庫の確保に赤信号がともっている」と話した。Eマート関係者は「新規の売り場を中心に『有機農』の白菜コーナーを別に設けた」とし「消費者の健康食に対する強い欲求が、売り場の陳列を改めさせている」と伝えた。



jaykim@donga.com