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[社説]李首相の遅れた「浪費政府」叱咤

[社説]李首相の遅れた「浪費政府」叱咤

Posted October. 03, 2005 03:16,   

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李海瓚(イ・ヘチャン)首相は、来年から4年間の社会安全網拡充事業の予算8兆6000億ウォンのうち、3兆6000億ウォン(07〜09年投入分)の財源対策が支障を来たすや、「2010年まで公務員の給料を凍結する覚悟で、省庁の構造調整をするよう」に指示した。そして、「各省庁で5%だけ減らせば財源を調達できるのに、この程度の浪費性予算がないと思っているのか」と、関係省庁を責め立てた。

社会安全網事業の財源調達が難しいのは、政府が国民の税金負担能力以上に、別の所に金を使いすぎているためだ。経済難により、税収は毎年数兆ウォンずつ減少しているのに、全国的な開発事業の濫発で地価が高騰し、補償費が急増するなど、支出が大きく増えたためだ。来年300兆ウォンに増える見通しの国債を追加発行しないなら、他を減らすしかない。国債も国民の借金であり、税金と大差ない。

李首相も、財政の浪費要因を早くから知っていたようだ。現政権に入って、公務員が2万3000人増え、人件費の超過支出が1兆ウォンを上回った。職制にもない別途定員の公務員約1700人のうち、240人が不必要な人力という事実も明らかになった。にもかかわらず、「大きな政府」に対する批判が出る度に、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と李首相は、「效率的な政府を志向する」と反論してきた。不要不急な政府組職を縮小して支出を減らし、充実した予算運用をすることは、政府の基本的な責務である。

李首相は、「社会安全網事業は、国家的な重要合意事項」としながら、(これを十分に推進できない)長官の解任問題まで取り上げた。そのような覚悟なら、遠回しに言うのではなく、公務員の処遇凍結を含む果敢な政府構造調整に李首相が率先して、自分の職をかけるのが当然ではないか。税金をずさんに使用する「苛斂誅求」を批判される政府の「責任首相」なら、なおさらそのような姿を見せなければならない。