国際通貨基金(IMF)が韓国の今年度経済成長率展望値を、4月に予想した4%から3.8%に下げた。
IMFは21日発表した「世界経済展望報告書」を通じ、韓国、シンガポール、台湾などは主力輸出品目である電子製品の需要減少と原油高のため、今年度上半期の成長が予想より鈍化したとし、このような見通しを発表した。IMFは、韓国の来年度成長率展望値も当初の5.2%から5%へとわずかに下げた。
米国とともに世界経済の両軸を担う中国の今年度成長率展望値は、当初の8.5%から9%に上方修正した。来年度成長率展望値も、当初の8.0%から8.2%に上げた。
米経済については、今年と来年にそれぞれ、3.5%、3.3%成長し、世界経済の牽引車の役を引き続き果たすと予想した。しかし、これは4月の展望値よりはそれぞれ0.2%、0.3%低い数値だ。
世界平均成長率は昨年、30年ぶりに最も高い5.1%を記録したが、今年と来年にはそれぞれ4.3%を示すとIMFは展望した。
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