ダグアウトの奥にでも隠れていたかった3年間のスランプから抜け出した韓国人初の大リーガー、朴賛浩(パク・チャンホ)。今シーズン、奇跡のような復活に成功し、通算100勝目を達成した彼は、胸にどんなことを秘めているのだろうか。
朴賛浩は、米国の韓国人2世向けの英語雑誌「コレアムジャーナル(KoreAm Journal)の単独インタビューに答え、孤独に涙をのんでいたテキサス・レンジャーズ移籍後の苦しみを打ち明けた。
朴賛浩は、波に乗っていた時期のあるとき、ファンたちのものすごい期待に嫌気がさしたことも、過剰な関心がなくなればと思ったときもあったと言う。朴は「ファンたちは野球が好きでというよりは、韓国人であるからに自分に関心を示してくれていたことに、ようやく気づいた」と語った。
朴賛浩がテキサスに移籍して受け取ることになっている収入は5年間で6500万ドル(約650億ウォン)。とてつもない大金だ。しかし、彼はなぜか自分の生活について「アグリー・ライフ(Ugly life)」と表現した。「人々は私が富と名誉を備えた大変な人生を送っていると思い込んでいるけど、内面をのぞいてみれば酷すぎるくらいに重い圧力でひずんでいる」と。
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