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中国でハッカー雇って韓国をハッキング 容疑者ら逮捕

中国でハッカー雇って韓国をハッキング 容疑者ら逮捕

Posted July. 09, 2005 03:00,   

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中国人のハッカーグループを雇って、韓国内ポータルサイトの会員約5万人の個人情報を入手した後、ゲームサイトのサイバーマネーを引き出した大規模なハッカーグループが警察に捕まった。

ソウル地方警察庁サイバー犯罪捜査隊は8日、ハッキング(コンピューターへの不正侵入)組織を中国に、サイバーマネー換金組織を韓国にそれぞれ置いて、韓国内ネットユーザーのサイバーマネーを引き出し、約1億5000万ウォン(約1500万円)分を現金化した容疑で、李某容疑者(37・無職)を逮捕した。

警察は中国人ハッカーたちが引き出したサイバーマネーを、李容疑者の依頼を受けて、韓国内で現金化したチョ某容疑者(27)ら2人も同じ容疑で逮捕した。中国人ハッカーのチン某容疑者(28)ら8人に対しては、インターポール(国際刑事警察機構)を通じて、中国当局に捜査を要請した。

警察によると、サイバーマネーの換金仲介業者だった李容疑者は昨年10月、中国瀋陽へ渡り、現地でマンションを準備した後、朝鮮族(中国在住韓国人)を含む中国人ハッカーたちを雇用した。李容疑者は中国人ハッカーグループを通じて、韓国内のネットユーザー約5万人のIDとパスワードを入手した。

ハッカーらは、ポータルサイトにハッキングプログラムを設置した後、メンバーがキーボードを叩けば、その内容が即時に伝えられる「キーストローク(key stroke)」方式を使用した。李容疑者は、韓国内ネットユーザーの大半がポータルサイトやゲームサイトを利用する際、同じIDとパスワードを使っている点に着目、ゲームサイトにアクセスし、サイバーマネーを引き出した。そして、韓国内のサイバーマネー換金組織であるチョ容疑者らを通じて、サイバーマネー約1億5000万ウォンを現金化した。

中国人ハッカーと韓国内の換金組織、李容疑者らは現金に替えたお金を「4対4対3」の割合で分配した。警察は、「中国人ハッカーグループは今年1月に発表されたウインドウズシステムのセキュリティー上の弱点に注目し、ハッキングに利用した」とし、「各サイトごとに別々のIDとパスワードを設定し、パスワードを随時変えてこそハッキングの被害を防ぐことができる」と指摘した。



needjung@donga.com