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政府与党、ソウル大の論述試験実施に全面阻止表明

政府与党、ソウル大の論述試験実施に全面阻止表明

Posted July. 07, 2005 02:30,   

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ソウル大学の08学年度に向けた統合教科型論述試験に対して、政府与党がこれを本考査(大学別の新入生選抜試験のこと)と位置づけ、法制化などの全ての手段を動員しても防ぐとし、事実上全面的な阻止を表明したため、波紋が予想される。

政府と与党ヨルリン・ウリ党は6日、国会で金振杓(キム・ジンピョ)副首相兼教育人的資源部長官をはじめ、丁世均(チョン・セギュン)院内代表、元恵栄(ウォン・ヘヨン)政策委員長らが出席した中で政府与党間協議を開き、こうした方針を決定した。

ウリ党はまた、本考査、寄与入学制、高校等級制を禁止するいわゆる「3不政策」を法制化し、根本的に遮断する方策を検討している。

丁院内代表は、「国立大学であるソウル大学が政府の施策に相反する方針を打ち出すことは、容認できない」とし、「必要ならば、国会で同問題を解決する方法を探す」と明らかにした。

ウリ党は、ソウル大学の統合教科型論述試験は、学校生活記録部中心の08学年度大学入試制度に反するもので、公教育を荒廃化し、私教育をあおりかねないという立場を示している。崔宰誠(チェ・ジェソン)議員も、「ソウル大学が教育部の方針を一挙に覆す政策を出したため、最初から封じ込む必要があるということで意見が一致した」と述べた。

これについて、教育部の徐南洙(ソ・ナムス)次官補は記者会見を開き、「本考査であるかどうかは、実際に問題を見なければ分からないが、多くの学生と学校、予備校がすでに本考査と受け入れて、私教育を受けた学生が有利だと認識しているぐらいだから、正す必要がある。大学側と協議して、公教育の正常化を害することがないようにする」と明らかにした。

これに対して、ソウル大学の鄭雲燦(チョン・ウンチャン)総長は同日、ソウル大学生が農村奉仕活動をしている全北扶安郡(チョンブク・ブアングン)で記者懇談会を開き、「(政府与党の方針に対し)退く考えもなければ、そうする理由もない」と強く反発した。

鄭総長はまた、「公式的な立場は会議を経て7日ごろ表明するが、勉強もできて創意性も優れた学生を選ぶために論述試験を行うことのどこが悪いのか」とし、「大学のことは大学に任せるべきで、外部からああだこうだのと言われるのは困る」と強調した。



inchul@donga.com gun43@donga.com