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「マネージャーを拷問」と検察捜査官を告発 コメディアン徐世原氏

「マネージャーを拷問」と検察捜査官を告発 コメディアン徐世原氏

Posted July. 06, 2005 00:38,   

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コメディアンの徐世原(ソ・せウォン)被告は、2002年、ソウル地検強力部(当時、現ソウル中央地検麻薬組織犯罪捜査部)の芸能界不正捜査当時、検察捜査官2人が自分のマネージャーであるハ氏(38)に拷問を加え、虚偽の自供を強制したとして、先月30日、彼らを検察に告発したことを5日明らかにした。

同事件はソウル中央地検刑事1部(石東鍱部長)が捜査している。

徐被告は02年8月、ソウル地検強力部が芸能界の不正にメスを入れるや海外に逃避、03年に帰国して拘束された。徐被告は、放送局のプロデューサー4人に映画『組暴(組織暴力団)女房』の広報費名目で800万ウォンを渡し、3億8000万ウォンの法人税漏れの容疑で起訴された。

徐被告は、1審で懲役10ヵ月に執行猶予2年を言い渡されて控訴したが、昨年11月控訴が棄却されており、最高裁の判決を待っている。徐被告は、ハ氏の虚偽供述のため有罪判決を受けたと主張している。

ハ氏に対する検察の取調べは、02年10月のソウル地検「ホン・ギョンリョン検事室殺人容疑被疑者殴打死亡事件」が発生した2ヵ月前、強力部内の同じ捜査チームによって行われた。

ハ氏を取り調べていた捜査官(派遣警察を含む)4人のうち3人は、被疑者殴打致死事件で服役中だ。検察によると、派遣警察官1人は復帰し、警察署に勤めているという。

徐被告は告発状で、ハ氏の供述に基づき「当時、捜査官2人がハ氏の服を脱がし、ひざまずかせたまま、足を踏んで罵っており、電気拷問をすると脅したりもした」と主張していると検察の関係者は伝えた。

しかし、当時の強力部関係者たちは、いずれも徐被告の主張を否定している。捜査を指揮していたK検事は「徐被告がそのような主張をするつもりだったならば、海外逃避を終えて帰国した2003年4月の時点で行うべきだったのだが、そのときは黙っていて、今になってなぜそうするのかわからない。拷問の主張は、一考の余地もない」と突っぱねた。

同検事は「当時、徐被告の容疑に対する一部の手がかりをつかんでいた状態だったので、被疑者の身分でもないハ氏に無理な取調べを行う理由がなかった」と説明した。



woogija@donga.com