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プロサッカーの突風、仁川のチャン・ウェリョン監督

プロサッカーの突風、仁川のチャン・ウェリョン監督

Posted July. 02, 2005 06:10,   

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ハム・フンチョル、チャン・ウンス、チョ・ユンオク、キム・ジョンナム、イ・チャマン、シン・ユンギ、チャブリノビッチ、イバンチェビッチ、ロラント…。

韓国と日本を行き来しながら11人に及ぶ有名なサッカー監督の下で活躍した。それだけではない。プロチームの監督代行だけでも6回も勤めた。日本のJリーグでは2チーム(ヴェルディ川岐、コンサドーレ札幌)の司令塔として、3年間思い焦がれる勝負をした。

プロサッカー仁川(インチョン)ユナイテッドのチャン・ウェリョン(47)監督。チャン監督が最近、Kリーグに突風を巻き起こしている。創立して1年しか経ってない仁川が、正規リーグで驚くことに2位(1日現在)を走っている。30日、仁川文鶴(ムンハク)ワールドカップ(W杯)競技場でチャン監督に会ってインタビューを行った。

「我がチームは、これといったスターもいないし、チームの財政が豊かな方でもない。しかしサッカーは1、2人でするスポーツではありません。財政が豊かだからといって、必ずしもいい試合をするわけでもありません」

仁川は去年の前期リーグ最下位(13位)、後期リーグは4位のチームだった。しかし、今年1月にチャン監督がチームを引き受けた後、チームの雰囲気が完全に変わった。選手たちの顔に自信感が溢れる。 ユーゴ3人組み「3チ(マニチ、ラドンチチ、アギチ)」を率いるマニチは「われらはみんな一つの家族だ。誰でもミスはできるが、私たちはその度にお互いに容赦して励ます」と言う。ゴールキーパーのソン・ギョンモは「今シーズン一度も負けることは考えたことがない」と言い切る。

何が彼らをこうさせたのだろうか。

「サッカーは頭とコミュニケーションでするものです。グランドでのコミュニケーションには、上下があってはなりません。若い選手も、ベテラン先輩に十分自分の意思を表現しなければなりません」

チャン監督はひたすら「サッカー信仰(キリスト教)—家族」の3つしか関心がない。友人の誘いで、数年前からゴルフを学んでいるが、まだ「ゴルフボールを足で蹴って回る水準(120打)」だ。試合の録画テープも直接編集する。当日終えた仁川の試合と、次のチームの試合テープを何回も見て、10分ものテープを2個を作る。チャン監督は日本サッカー協会の最高リーダー資格証であるS級ライセンスを、日本語で取った最初の外国人でもある。

「選手も監督も精神的に楽でなければなりません。そのためにはサッカーを楽しまなければなりません。私は負けたといっていらいらしたり、勝ったといって大喜びしたりしません」

チャン監督は1980年代初め、国家代表チームの花朗(ファラン)で、左側フルバックで名前を馳せたスター出身だ。しかし、五輪やW杯とは不思議なことに縁がなかった。それで、チャン監督の夢は、2010年の韓国のW杯チーム監督になることだ。

「韓国最高の選手たちと一緒に、本当に世界を一度びっくりさせるようなサッカーをしてみたいです。私があまり雲をつかむような話をしたのでしょうか?」

チャン監督は本当にサッカーに没頭している。



金華盛 mars@donga.com