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金宇中氏、「仏企業から7億余受け取り滞在経費にした」

金宇中氏、「仏企業から7億余受け取り滞在経費にした」

Posted June. 17, 2005 03:25,   

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最高検察庁・中央捜査部(朴英洙部長)は16日、大宇(デウ)グループ元会長の金宇中(キム・ウジュン)容疑者を逮捕、収監した。金容疑者は、京畿道議旺市(キョンギド・ウィワンシ)のソウル拘置所に収監された。

ソウル中央地裁・金在協(キム・ジェヒョップ)逮捕状専担部長判事は「金容疑者が国民経済に及ぼした悪影響は大きく、裁判を受けた共犯と指揮・役割を分担したことから考えて、彼らより厳しい重刑が言い渡されるものと予測される」とし、逮捕状発給の事由を説明した。

検察によると、金容疑者には、97、98年に系列会社の会計帳簿を操作し、41兆ウォン(約4兆1000億円)に及ぶ粉飾決算を指示し、偽造した財務諸表を通じて金融会社から10兆ウォンの不正融資を受けた容疑がもたれている。また、97〜99年、200億ドル(当時の為替レートで約3億円)の外貨を当局に申告しないまま、海外に流出した容疑ももたれている。

検察は来月5日ごろ、金容疑者を起訴した後、英国にある大宇グループの秘密金融組織「BFC」の資金の使途詳細、政官界へのロビー疑惑などを取り調べる方針だ。一方、金容疑者はこの3年間、フランスの自動車製造グループの顧問を務め、年間20万ユーロ、合計60万ユーロ(約7200万円)を受け取っており、うち40万ユーロを滞在経費にあてたものとされる。

検察関係者は「フランスのインターポールが01年11月、金容疑者がフランスの国籍を取得し、ドイツの某病院で治療を受けているとの事実を知らせてきた」と話した。しかし、同関係者は「これらの国家とは犯罪者の身柄引き渡し協定が締結されていないうえ、金容疑者が海外で滞在先を変えつづけていたため、別途の措置を取らなかった」と説明した。



jin0619@donga.com