鉄道庁(現韓国鉄道公社)の「ロシア油田開発投資疑惑事件」を捜査中のソウル中央地検・特別捜査第3部(洪満杓部長)は16日、ウリ銀行頭取・黄永基(ファン・ヨンギ)氏を18日に召喚する計画であることを明らかにした。
検察は、黄氏を相手に、昨年9月15日、鉄道庁にロシア油田会社買収の契約金650万ドル(約7億円)を融資する過程で外部からの圧力があったのか、また、あったとすればそれを実務者らに伝えたのか、などについて調べるとしている。
検察当局者は、「実務者への捜査では、融資の過程に問題がないことが確認されたが、上部からの圧力があったかどうかを確認する必要がある」と話した。検察は今週、与党ヨルリン・ウリ党の李光宰(イ・グァンジェ)議員の補佐陣と大統領府関連部局の実務者を呼び、李議員と大統領府が油田事業にかかわっていたかについて調べる方針だ。
一方、李議員は「昨年11月、鉄道庁が同議員に油田事業の推進状況を文書の形で報告した」という一部報道について「すでに記者会見を通じて説明した内容を、(新聞が)繰り返している」と話した。
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